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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■喉が異常に乾くよう/DVD『少年ドラマシリーズ ユタとふしぎな仲間たち』ほか
昨日からの頭痛と熱発で仕事を休みました。
しげがドリンク類を買ってきてくれたので、飲んで横になります。
と言うわけで今日は一日中布団の中です。
寝ながらでも本を読んだりDVDを見たり。
『コロンボ』を見ました。
『ホリスター将軍のコレクション』。
犯人役は『ローマの休日』でグレゴリー・ペックの友人カメラマンを演じたエディ・アルバート。
もう1972年の時点でおじいちゃんです。
亡くなって結構年月が経ちました。声をアテていた久松保夫さんも故人です。
月日は早いなんてものじゃないですね。
ホリスター将軍はコロンボ史上、最も大胆な犯人でしょう。何しろほとんど自分の犯罪を隠していない。隠していないからかえって犯罪が見えないということにもなっています。
つまり、有名なあのトリックが使われてるわけですが、未見の人のためにここには書きません。
と言っても、あまりに有名過ぎて犯人の失敗にすぐ気がついちゃうのが難点ですが。
『東海道・四谷怪談』。
実写版ではなく、なつかしの「花王名人劇場」で、一龍斎貞水の講談にアニメを合成した珍品です。
監督はあの大塚康生さんなんですが、東映動画系のあの柔らかな絵柄じゃどうしたってお岩様の執念は表現しきれません。
失敗作なんだけれども、大塚さんの監督作はこれと『草原の子テングリ』の二本しかないのです。アニメ職人に徹した大塚さんの技術を見るにはよい一編だと言えましょうか。
『ユタとふしぎな仲間たち』。
NHK少年ドラマシリーズ最高傑作です。
以前、このシリーズについて、「幻になったせいで、傑作扱いされすぎている」と書いたことがありましたが、本作だけは別です。
掛け値なしの傑作です。
三浦哲郎の原作も絶版になってなければ新潮文庫から出てます。
東北の、座敷わらしをモチーフにした物語です。
東京からの転校生、もやしっ子とバカにされた小学生が、座敷わらしと出会うことで少しずつ成長していく。ただそれだけの話ですが、これは児童文学の伝統的なパターンです。だから後はその「異世界のもの」とどう触れ合えるかということ。
結論から言えば、『となりのトトロ』よりドラマ的に遥かに濃密で上出来です。未見の方、嘘だと思ったら見て御覧なさい。
わずか1時間のドラマのために1年間撮影を続けて東北の四季の変化を撮っていきました。主役の子がほんとに成長して行くのですから、これはリアルです。
少年ドラマシリーズには珍しくフィルム撮影というのも効果満点でした。
何より座敷わらしたちを演じた佐藤蛾次郎、桂こかん、辻村真人、和久井節緒、坂部文昭の名演。
みんな、生まれてすぐ間引きされた子供たちです。
だけど、オトナになりたいから、見てくれだけはオトナです。
でもやっぱり赤ん坊だから、オシメをしています。
おかしいけど、悲しいです。
そして彼らの呪文。
「ワダ、ワダ、アゲロジャ、ガガイー」
昭和49年にこのドラマを見て泣いた人。この呪文の意味、覚えてますか?
殿山泰司のおじいさんが最後に解説してくれました。とても、切ない呪文です。思い出したら、その言葉の意味をもう一度噛み締めてみましょう。
今の時代のほうがよっぽどその言葉を深く理解していかなければいけないように思います。
新番組アニメ『スクライド』に『シャーマンキング』。
かたやチャンピオン、かたやジャンプのアニメ戦略。
でもいいスタッフを集めてるわりに、どちらもこれと言って引かれる要素がありません。
セリフがともかく型どおり過ぎます。
朝はしげの作ってくれたおかゆを食べましたが、味が全くありませんでした。
塩もしょうゆも混ぜてませんでしたから。
味が濃いとからだに悪いとしげはいいますが、それは普通の時です。風邪の時は普通栄養を取るものです。そんな常識もしげにはありません。何度言っても忘れて、毎回毎回薄いおかゆを作るのです。でもしげはばかで記憶力がないので、どうしようもないのです。
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07月04日(水)
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