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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■鼻血ブーって覚えてる?/『ブレーメンU』2巻(川原泉)ほか
昨日、根を詰めすぎたせいだろうか。朝起きてみると息ができない。
鼻血で鼻が詰まっているのだ。鼻をかむと、チョコボールほどの血ガタマリがゴソッと出てくる。頭がふらつき顔面が痙攣するが、寝不足だったわけではないので、やはり体調を崩しているのだろうと思い、仕事を休む。
でもこれで明日はまた仕事に追われることになるのだ。
というわけで昨日はずっとパソコンの前にいたのだが、今日はずっと布団の中。気持ちがどんどん鬱になるので、もうこれは夢の中に逃げこむはかないとひたすら眠る。ところがこういう時に限って夢の野郎は妙に現実的である。
あまりに現実的で忘れた。
寝ていても腹は減る。
女房は夜の仕事になって以来、昼はずっと寝ているので、仕方なく目玉焼きとレトルトのハンバーグで飯を食う。
するってえと女房は「一人で飯食いやがって」と文句つけてくるのな。仕方なく豆腐チャーハンを作ってやる。
鍋に作りおきしておいたら、勝手に食べていた。
「鍋の、食べてよかった?」
「うん、おまえのだよ」
でも、必ず食ったあとで聞いてくるというのは基本的に既成事実を積み重ねて事後承諾で物事を進めていくタイプだってことだよな。……イヤなやつ。
岡田斗司夫さんの「オタク日記」、2月分が更新されていたので読む。
「青少年有害環境対策基本法とメディアのあり方について」というテーマの座談会についての記事だが、いやはや、田原○一郎といい、民○党のなんたら議員といい(どうせ党に依存してるだけで自分の意見なんてないやつだから名前なんか書いてやらない。匿名にするのは相手のプライバシーや人権を守らないため、という場合もあることを知っておくべきだよな)、どうしていい大人にこうバカが多いかな。岡田さんも苦労させられてるよなあ。
「有害図書」の基準なんて恣意的なもんで、時代と環境次第だってことくらい常識だと思ってたんだが。「あんたの顔が有害」なんて言い出したらサベツでしょ? だったら「この表現が有害」って指摘することだってサベツでしょうに。
結局みんな、何かを差別したがってるのだよねえ。で、世の中には許容される差別と許容されない差別があると。
……そんな中途半端なことを言うくらいなら、いっそのこと○○○○○○、○○○○○○○○○○。……自主規制してんだから、法規制しようなんて考えるんじゃねえぞ、既知外ども。
マンガ、きくち正太『おせん』2巻。
グルメまんがに共通して思う疑問は、「そりゃ話の上ではいかにも美味そうに描いてるけど、それホント?」という単純なコトだったりする。
だって漫画の中に出てくる料理って、まさしく「絵に描いた餅」なんだものな。ファーストフードが日本人の味覚を破壊したというのは本当かもしれないが、もともと破壊されても仕方のない貧弱な味覚しかなかったのだとも言える。それを憂えて見せても、老人の繰言と何の変わりもありはしない。
絵は面白いんだが、薀蓄が鼻についてきたなあ。
マンガ、川原泉『ブレーメンU』2巻。
……今気づいたが、この本、「ジェッツコミックス」なんだなあ。……『少年ジェッツ』はとうに廃刊されてるというのに、どういうわけかね?
それはそれとして。
川原さんの絵が最近硬質化していることがちょっと気になる。宇宙船が味も素っ気もない直線と曲線で構成されてるとかそういうことではなく、人物自体が昔のふわっとした味わいを失ってきているのだ。
川原マンガの主人公たちはのん気そうに見えて神経質、傷つきやすい心の持ち主ばかりなんだが、それは多分作者自身にも当てはまるんじゃないかと思う。……今の線って、どこか余裕がないんだよね。それが心配。
なんだか最近はマンガの出来が云々というより、川原さんがマンガを続けている、ということだけでホッとするようになっている。
マンガ、榎本ナリ子『センチメントの季節』7巻。
大人の少女マンガだなあ。と言ってもレディースじゃないんだよね。
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04月05日(木)
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