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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ストレス解消!/映画『サトラレ』/『犬夜叉』20巻(高橋留美子)ほか
ふう、明日から連休、今日でやっと一息ついた。
いろいろとシバリのかかった仕事してるせいで、ここ数日は顔面が痙攣しまくってたんだが、休みに入った途端に収まってしまった。心因性なのは明らかなので、ひどくなるようなら医者に罹らにゃならんかなあ、失神するようにストンと落ちちゃうのも病気なのかなあ、と、いったん気にし始めると、どんどん気になっていくのである。
とりあえずまだ意味不明な言葉を口走ったり、同じ言葉を繰り返したり同じ言葉を繰り返したり同じ言葉を繰り返したりはしていないと思うのでほちょぷってん、日常生活にうんがらな支障を来たしてはいないし支障を来たしてはいないだろうが、ほりゃっぴうるぴっぴょで大丈夫だとは思うが、用心に越したことはないし用心に越したことはないので、うげうがぷりたんへてかるぴ、大丈夫だろう。
今日は夜、一緒に映画に行こうと約束していたのに、女房、蒲団を被ったまま出て来ない。何度声を書けても起きないので、諦めて今日出かけるのはやめようかと思っていたら、8時になってやっと起きてくる。てっきり出かけるのかと思ったら、映画の時間に間に合わないから行きたくないと言う。
ウチから天神まで自転車で30分で行けるのに、9時の上映にどうして間に合わないのか、言ってる意味が分らない。ゆっくり行ったって45分で行ける距離なのに。だが、毎回女房は寝過ごすと頭がパーになるので、もう間に合わないと思いこんでしまっているのである。
こうなるといくら「まだ充分間に合うよ」と言っても聞く耳持たない。押し問答をしても仕方がないので、また一人で出かけることにする。
8時10分にウチを出て、天神東宝に着いたのは8時40分であった。映画は9時10分からなので30分も早い。全然余裕であった。
映画は『サトラレ』。
『踊る大捜査線』『スペーストラベラーズ』に続く本広克行監督作品。なんだかんだと文句つけながらやっぱりこの人の映画、好きなのかな。毎回設定だけは興味引くんだよなあ。
でも東宝は興行的には既に本広監督に期待はしてないようだ。天神東宝では一番小さなコヤで、百人、入らないんじゃないか。やっぱり前作の『スペトラ』がコケたのが影響大なのだろう。
金曜の夜で少しは客が多いのか、場内は30人ほど。殆どが女性同士のグループで安藤政信のファンと思しい。一人で来てる男性も若干名。天神東宝名物の(と言うほどのもんか)「むき栗」を買って座席に陣取る。
出だしのツカミはまあまあ。24年前の飛行機事故でたった一人助かった少年、これが後の「サトラレ」になるのだなあ、とは当然予測されることなんだが、救命隊員の「サトラレ発見!」のセリフで、ああ、この世界では「サトラレ」が認知されてるのだなあ、というのが解る仕掛けになっている。……救命隊員の中にオモシロ事件の特番なんかで結婚詐欺師とか暴力亭主とかやたらと犯人役を演じてる鼻の大きな優男風のヒトが出てたが、あの人なんて名前なのかなあ。
でも冒頭から空撮は延々続くわ、かけつける隊員をスローモーションで延々映すわ、音楽はまだ状況がはっきりわかんないのにやたら荘重だわ、意味なくくどい描写は今までの本広克行映画と同じ。たいていの映画評でも今までこの「くどい」描写をなんとかせい、という批判が出ていたのに、この監督、それがいいのだと信じきってるらしい。
ともかく、これ以降、「あ、このカット要らない」「ここ3分カットできる」ってシーンが続出。ああ、たるい。
それでも前半は思念波が外にもれまくりな主人公の周囲で右往左往する人々を描いていて、しかもその俳優たちに芸達者をそろえてるものだから実にいい味が出ているのだ。病院の食堂のオヤジなんか、ほんのチョイ役なのにこれを高松英郎が演じてる。
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03月23日(金)
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