ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491781hit]
■誕生日スペシャル/アニメ『フリクリ』5巻、『競作五十円玉二十枚の謎』(若竹七海)
わはは。誕生日である。これで四十路は目の前だ。
「誕生日が来たからって何かが変わるわけでなし」というフレーズは誰でも思いつくが、私の場合、明日が入籍記念日で「結婚何年目だからって……」、明後日は2001年の元旦ってことで「世紀が変わったからって……」と、三日続けて「何も変わらんわ」と書き続けるのもアホなのでそれは避けよう、ってもう書いとるがな。
「何も変わりはしない」と斜に構えていうヤツを私は余り信用しない。要するに変えようのないテメエのバカを慰めてるだけだからだ。自嘲は自己愛の裏返しである。それを私は、高校の授業で読んだ中島敦『山月記』で学んだ。学校の授業もタマには役立つ(^o^)。
私は『うる星やつら4』のラスト、サクラ先生の「たとえ毎日が限りなく同心円に近い軌跡をたどろうとも、全体としてはやはり新たな地平を目指すはず」という台詞の方がずっと好きだ。
元旦にあちこちの日記覗いて、どれだけ「世紀が変わっても変化無し」と書いてるバカが多いか、確認してみるのも楽しいか(悪意の塊)。
朝、風呂に入っていると、藤田君、塩浦嬢が練習しに来る。ゆっくり上がろうとしたら、電話がかかってきて、慌てて上半身裸のまま塩浦嬢の前に飛び出してしまった。いやあ、中年のデバラを見られてしまって恥ずかしい。でも塩浦嬢が気にしないでいてくれたので助かる。彼女は性格がキツイようでいて、実は優しい。ダーリンがゾッコン(死語)なのも宜なるかな。
電話は友人H君から。昼過ぎに遊びに来るとの連絡。
誰しも、風呂やトイレの最中に限って電話が掛かってくるのはなぜか、という疑問を抱いた経験はあろうが、多くは錯覚である。でも私の場合は、実際に自宅で風呂やトイレにいる時間が長いのだ。ウチへの電話が繋がりにくいのはそういうワケなんです。すいません、って誰に謝ってんだ。
今日になってようやく年賀状を書き出す。元旦には届くまいが、毎年出そうとして躊躇し、結局出さずじまいの繰り返しだったので、私としては進歩。知人等に送るだけで、職場関係者には一切送らないので枚数も少ないし。
ふと、福岡シンフォニック合唱団のUさんが引っ越していたことを思い出し、慌てて電話、新しい住所を聞く。それだけの用事だったのに、気づくと午前中いっぱい四方山話で長電話している。結局、年賀状は4、5枚しか書けなんだ。その分だけでもポストに投函する。
昼過ぎ、友人H君、何と娘さんを連れて来宅。2歳でカタコト喋り、人見知りしてお父さんの後ろに隠れながらも、こっちを見てニコッと微笑むさまは天使のように可愛い。あ、いやH君、私はロリコンではないのでご心配なく。
H君が遊びに来たときは必ずビデオや本の交換会になるので、こちらも予め『デュアル』『宇宙海賊ミト』『青の6号』『∀ガンダム』『人造人間キカイダー(アニメ)』などをダビングしておいたのだが、H君、何と三木鶏郎CD全集をプレゼントに持って来てくれた。
若い子には分らないだろうが、「あっかっる〜い、ナッショナ〜ル」というCMソングや『鉄人28号』他のアニメソング、『田舎のバス』他の冗談音楽などなど何百曲を残し、テレビ黄金時代を飾った大エンタテイナーなのである。
しかも今回は貴重なライブ収録まであり、宇野重吉、サトウハチロー、芥川比呂志なんて人たちの歌声まで聴ける! もちろん、トリローグループの楠トシエ、中村メイ子、丹下キヨ子、市村ブーチャン、永六輔、有島一郎、フランキー堺、エノケン他、とんでもなく豪華なメンバーが勢ぞろい。恍惚として声も無い。
私自身、それなりのオタクを自負してはいるが、H君の趣味の広さ、懐の深さには到底敵わない。私のオタク談義のベースとなる視点、観点はH君の受け売りであるコトも多いのだ。いやはや、修業せねばなあと思うことしきり。
『サウスパーク』を見たことがないというので、「メカ・ストライサンドの大迷惑」を見せたところ、娘さんが怖がって泣き出してしまった。『キカイダー』には怖がらなかったのに、これはどういうことか。やっぱりバーブラ・ストライサンドは、存在自体が人間の本能を直撃するほどの恐怖なのだろうか(^_^;)。
[5]続きを読む
12月30日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る