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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■盆がはよ来りゃはよ戻る/『明治快女伝』(森まゆみ)
「てめこの馬鹿野郎! 出ていけ!」
「オウ、出て行ってやらア、ド畜生!」
という、ほのぼのとした会話の末に昨晩出て行ったはずの女房が、朝になってみるとちゃんと家にいる。
……一晩くらい外泊して亭主を心配させるくらいのワザは使えんのか。
女房が練習に行っている間にビデオでシティボーイズライブを見返す。
台詞が臭いにもかかわらず笑って見られるのはネタの面白さもさることながら、間がいいからだろう。
森まゆみ『明治快女伝』読む。一つ一つの記事が短くて物足りないが、入門書という意味あいの本だからか。写真を見て笑えるのは、女性が美女か醜女のどちらかにハッキリ分類されること。「女傑」と言われるだけの人物揃い、やはり個性も両極端。
相馬黒光の顔などモロ私好み。こんな清楚な顔のウラに熱い情熱が、と思うと、もうムラムラ(あほか)文春文庫の新刊なので本屋で探してみよう!
盆なので夕方から父親のマンションで迎え火。
三日間しか帰って来ないとはお袋もケチ臭い。でも、どうせ父のところに行きっぱなしで私の夢枕にゃあ出て来ないんだろうから、関係ないか。
父がこの日のためにわざわざ北海道から取り寄せたという「ラベンダーの香りの蝋燭」。そんなもんまで通販があるのか。誰が使うんだ……って使ってるよ、親父。でも香りは余りしなかった。
部屋を見渡すと、以前プレゼントしたDVD『マルタの鷹』が開封されている。ちゃんと見てくれてるんだなあ、と嬉しくなる。
その後、父と姉(父の弟子だが感覚的に姉である)と女房とで「ウエスタン」で食事。サーロイン4オンスを食う(食いすぎ? でもこれがこの店の最小量)。
肉はうまいんだがねえ、このチェーン店の店長、店ごとにいちいち「ジョー」だの「ケーシー」だの、アメリカンネームを名乗ってるのよ。
……恥ずかしくないのか?
帰り道、女房が言う。
「父ちゃん、ディズニーランド土産の帽子被ってたねえ、嬉しい?」
もちろん嬉しいが、そういうのは口に出さないのが粋ってもんだ。
いらんことを喋っていたせいか、女房、道を間違う。
「なぜ元の道に出るの? ちゃんと曲がったのに!」
……そりゃ、道ってのは、必ずしも直角には交わってないからだよ(-_-;)。
私には今まで何十回も同じ道を通っているのに、また道を間違える女房の頭脳のほうがよっぽど不思議だ。
08月13日(日)
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