ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491657hit]
■小倉ワークショップ余燼/第1回演劇研究会『笑の大学』
こういう人物がごろごろ現れるようになれば、悪口文化は滅びる。いや、かなり滅びてしまっていると言っていいだろう。このワークショップは、失われつつある文化の再生を図ろうとしている、そしてだからこそ一般人の、プロでないシロウトが参加することに意義を見出している、私にはそのように思えるのである。
> 今回の小倉は三者関係を見事にとりあげたんだなと思いました。ここではおもしろいことに二者の関係はそれほど重要なものとして描かれません。そりゃそうです。二人でいるときは楽しいとか楽とか当たり前すぎます。
むしろ、三人目がいることでできあがる二者の関係を堂々と取り上げたことがおもしろい。いじめって、この3人目を弱い人にすることですよね。でも、小倉ではふてぶてしい3人目がどんどんやってきました。これは、なんというか現代のヒーローなんだと思います。
私もその「3人目」を演じたわけだが、果たして「ヒーロー」に見えたのだろうか。
夜、ワークショップ仲間のHさんと待ち合わせて、しげ。と三人でSGcafeへ。
SGでのイベントには何度も参加しているが、私の主催としては初の試みで、演劇研究会を開くのである。
teruさんとネットでやりとりしているうちに、何となくそんな感じになってしまった。
俎上に乗せるのは、舞台版『笑の大学』(1998再演版)。
三谷幸喜作・山田和也演出、西村雅彦・近藤芳正出演の、映画化もされた傑作喜劇だが、映画版よりも舞台番の方が圧倒的に面白い。
ただ、誰か批評家も言っていたことだが、これを三谷幸喜の喜劇に対する決意表明と見るのはどうか。劇中劇がそこまでの傑作には仕上がっていないことが、その批評の根拠になっていると思う。面白い作品ではあるが、過大評価で神棚に祭りあげるようなまねはしたくないのである。
これはもう、何度も日記には書いてきたことなので、それ以上の感想は省略。
とりあえず集まったみなさんが、舞台の楽しさについて歓談してくださったのが嬉しい。
次回は1月10日(水)『12人の優しい日本人』の予定。
12月06日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る