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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■トリビアン・トレビアン!/『濃爆おたく大統領』1巻(徳光康之)/『壁際の名言』(唐沢俊一)
A夏目漱石「目の前に饅頭がありゃどうしても手が出る。手を出すほうも悪いが、手の届くとこに置く方も悪いよ」。
漱石は胃弱だったので、饅頭なんかは厳禁だったのである。私も糖尿でいろいろ控えにゃならんのだが、生前の母も妻も、平気で私にカロリーの高いものを食わせるのである。いくら言っても聞かないので私は諦めました。ちなみに漱石は49歳で死んでます。あと9年か(T∇T)。
Bアリストテレス「(ある男に「どうして私たちは同じ女でも美しい女となら時間を忘れて長く一緒にいられるのでしょうか」と聞かれて)君はあきめくらかね」。
似たようなことをアインシュタインも言ってるが、こちらのほうが強烈。フェミニズムが哲学ではない真実と、哲学が理屈ではない事実を一度に証明してくれるこれぞ名言(^o^)。この言葉の前には、全ての恋愛論はクズとなる。もう今時は柴門ふみを読んでるやつもいないと思うが、あれはちょっと困りものでしたね。
(出典はいずれも『世界史こぼれ話』シリーズ(三浦一郎)より)
何度か書いたことがあるかも知れないが、しげの放ったメイ言で一番インパクトが強かったのは、何の前フリも脈絡もなく、唐突に発せられた次のセリフであった。
「アフリカ人とインド人とどっちが好き?」
その瞬間、私が悟ったのは、「ああ、人間って、無理して他人と会話したりコミュニケーション取ろうなんて悩まなくていいんだ。だって、結局人間は、決して心の底から理解しあえることなんてないんだから」ということであった。
私はすばらしい妻を得たものである。
マンガ、徳光康之『濃爆おたく大統領』1巻(講談社/マガジンZKC・570円)。
しげから散々「ねえ、それ面白い?」と冷ややかな目で見られているが、まあ同病相憐れむでつい読んじゃうんですよ。
でもネタはそう悪くないと思うんだよねえ。ネックなのは絵なんだな、ということが今巻を読んでしみじみと思った。つまり「オタク萌え萌えマンガ」は、それ自体も「オタク萌え萌え」マンガでなければ成立しないのである。これがとことんヘタで萌えねーんだわ、徳光さんの絵。
前の『おたく先生』の場合は主にメカ話が中心だったから欠点が目立たなかったのだが、美少女系の話になってからはもういけない。「1/1管理人さんフィギュア」とか出てくるんだけど、これが全然可愛くないのである。ああ、なんか絵を描き始めの中学生が一所懸命美少女の絵を描こうとしてるような。熱心なのはわかるけど、いくら「トレビアーン!」とか言われても見ててツライだけなんだなあ。
本人もそれ自覚してるのか、『サクラ大戦』ネタでは一部の絵を漫画板を担当している政一九に描かせている(カバーを外した表紙にも注目)。確かに効果はあるけど、ズルだよそれ。自分が絵を練習して、ペン先も変えようよ。
でも2巻も出たら買うと思います(^_^;)。
訂正。グルーチョのセリフの出典は『いんちき商売』であることが唐沢俊一さんの『裏モノ日記』2003年8月22日に書かれてました。ちゃんと調べろよオレ(-_-;)。
>「look at me,I’ve worked myself up from nothing to a state of extreme poverty」
07月16日(水)
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