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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタクについて考える夜/『コラムは誘う ―エンタテインメント時評 1995〜98―』(小林信彦)
あの、これもいろいろ本読んでればわかるけど、「才人」ってさ、「才能があるのはわかるけど、欠点も多いし、私はあまり好きじゃない。一応、この人がいてくれてるおかげで、周りを刺激して活性化はするから、貶しはしないけど、実のところ、この程度の才能がこの人の限界だと思うよ」って思ったときに使う言葉なのよ。こんな微妙な説明は辞書には載ってやしないんで、納得いかないかもしれないけれど、そういう人はもっと本を読んでください。今にわかります。
「『アパッチ砦の攻防』はきわめて今日的・日本的で、なんだか切ない。しかし、なるべく乾いたファースとして見せたいのが三谷幸喜の希望だろう」。
つまりファース(笑劇)になり切れてないってことである。
「『笑いの大学』を越える芝居はそうは書けないと思う」
三谷幸喜の旬はここまでだ、ということである。まさしく、三谷幸喜はこのあとどんどん坂道を転げ落ちて行った。
小林さんに誉められる、ということは同時に「見限られる瞬間も見通される」ということだから、あんまり喜ばないほうがいいってことなんだな。多分、爆笑問題も今や見限られてることと思うが。(2003.2.24)
02月01日(土)
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