ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491657hit]

■筑紫は国のまほろば/映画『ギミー・ヘブン』
 これも何度も例えに出していることだが、八百屋に行って「肉が売ってない」と腹を立てるのはまさしくお門違いというものである。『ギミー・ヘブン』への批判も殆どが的外れであって、ではこの映画をどのように鑑賞するのがマットウであるか、ということが問題になるのだが、これを説明するためにはトリックから何から内容を全てネタバラシしなければならないので、それは不可能なのである(ネットで堂々とネタバラシしてるやつも、そのへんの素養がないやつばかりだから、微妙にネタをバラし損なっているのが笑える)。
 でもそれをしたからと言って、もともとミステリーの素養がない人間には何を言っているのか、そもそもそれがどうして問題になるのかはチンプンカンプンであろうし、ミステリーが「分かっている」人には言わずもがなである。つまり書くこと自体に意味がないのだ。
 だもんで、結局言えることは、「ミステリファンならぜひ見なさい」ということだけである。隔靴掻痒を感じているのはあなたより私の方なんだから文句は言わないように。
 でもよー、何が馬鹿かって、この映画を配給してる松竹やらアートポートが一番の糞馬鹿でね、パンフレットのあちこちで(それこそイントロダクションで!)、犯人とトリックをバラしまくってるんだよ。パンフ先に読んでこの映画を見た客は、そりゃ何が面白いんだか分からないだろうよ。私には事前にパンフは読まない習慣があったからよかったけどね。

02月04日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る