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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタク用語の基礎知識2006/『唐沢なをきの幻獣事典』(唐沢なをき)
 ミクシィに入ってない人は、私のこのプロフィールも見られないわけだが、掲示板に「招待状送るよ」と書いといたのに、まる一日経っても劇団員の誰からも「招待状ちょうだい」という連絡がなかった。「別に興味ない。見なくていいもん」ということなのだろう。多分そういうヤツラなんじゃないかなと思ってはいたのだが、やっぱりそうだったか、くそう。
 どうしてお誘い告知までしたかと言うと、「お友だち同志のコミュニティ」ということだから、お友だちが退会してマイミクシィの相手がいなくなっちゃったら、自分も即、退会しなければならなくなるわけだね。極端な話、下村嬢が私を誘った直後に「私はもう辞めますから」と言って退会しちゃったら、私は入会した途端に辞めなければいけなくなるわけである(笑)。
 せっかく入ったんだから、少しは長く続けていたいと思うのである。身内はもうアテになんないから、身内以外の人(でも全く未知の人は不可)、ご興味があればよろしく(笑)。


 マンガ、西義之『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』3巻(集英社)。
 今巻の新キャラは、カリスマ魔具師の黒鳥理緒(リオ)姉さまと、弟子の我孫子優(ビコ)。名前はあびる優っぽいけど、本当にそこから取ったのかも知れない。まだ3巻なのに女の子キャラの増員ということは、一応ヒロインの菜々の人気がイマイチ、ということなのかな。巨乳以外にあまり特徴がないし、「魔監獄編」では出番も少なくなってるし。
 その「魔監獄編」になると、せっかくの「魔法律」という設定があまり生かされなくなっていて、単純な魔物退治ものになっているのは残念なのだが、ジャンプマンガはどうしても単純明快な方向に進んで行かざるを得ないのかね。『行列の出来る法律相談所』みたいに、裁判官や執行人の間で「魔法律解釈」の差が生まれて激論する、みたいな展開になるんじゃないかと一巻のころは思っていたんだけれど。子供にはそういうのが難しいと判断されたのか、単に作者が奇を衒って「魔法律」と言葉にしてみただけで、結局は魔物退治のアイテムとしか「魔法律」を設定してはいなかったのか。どっちにしろ、もう少し「深み」のある作品にしてもらいたいものである。ムヒョのキャラクター自体は結構お気に入りなもんでね。


 マンガ、鹿島潤原作・石黒正数作画『アガペ』3巻(メディアファクトリー)。
 なぜヒロインのはるかが「神の愛」を持つに至ったかの過去がチラッと紹介されるのだが、どうしても浦沢直樹の『MONSTER』か、田島昭宇の『多重人格探偵サイコ』を見ているような既視感に襲われてしまうのである。どこぞの施設の生き残りだの、過去のトラウマがどうだの、そろそろ別の手を考えられないものかねえ。ヒロインの親友が殺されちゃうのも、『ハレンチ学園』や『キューティーハニー』以来の定番だ。「果たして人間に『博愛』などという行為が可能なのか」ということを真剣に表現しようってんなら、あまり出来合いの展開に流されるようなストーリーは使わないで、もっと苦吟すべきだと思うんだけどねえ。


 マンガ、唐沢なをき『唐沢なをきの幻獣事典』(講談社)。
 タイトルはホルヘ・ルイス・ボルヘスの『幻獣辞典』に拠っているが、今回、マンガで紹介されている幻獣たちは、雪男(イェティ)、ネッシー、ツチノコ、モケーレ・ムベンベ、オゴポゴ、チュパカブラ、野人(イエレン)、ジャージーデビル、モノ・グランデ、オリバーくん、河童、ヨーウイ、チャンプ、カエル男、モラーグ、スカイフィッシュ、チペクウエ、ヒバゴン、ヤギ男、モスマンと言ったUMA(未確認動物)である(オリバーくんはちょっと違うが)。これらの動物は、存在が確認されてないだけであって、厳密な意味での幻獣ではない。幻獣とはあくまで完全に架空の、ユニコーンとかア・バオア・クーとかオドラデクとか八俣大蛇と言った想像上のケモノたちのことである。
 まあ、語呂がいいんでタイトルにしただけで、知っててわざとやってるんだろうから、そのヘンの細かいところは気にしない気にしない。オビでちゃんと「UMAが来た!」と補足説明してくれてるから。

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11月05日(土)
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