ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491684hit]
■クノイチのミノウチ/『新天地無用!魎皇鬼』5巻(奥田ひとし)/『全日本妹選手権!!』5巻(堂高しげる)ほか
まあ、それはそれとして、今巻の白眉は何と言っても34話「餐」の寿司グルメ合戦であろう(異論却下)。こんなとこにも「トリビア」の影響は見て取れるが、「なぜ寿司は二貫ずつ出すのか」について、「江戸時代当時、オニギリ大だったのを半分に切ったのが始まり」、とか最初はマトモなウンチク披露の話だったのが、いつの間にか「キュウリに蜂蜜をかけるとメロン味になる」とかどんどん胡乱な方向にズレて行く。
「プリンに醤油をかけるとウニの味になる」
「味噌汁に牛乳入れるとバター味になる」
「バナナにマヨネーズをかけるとメロン味」
「イカ刺しにポカリスエットをかけるとナタデココ味」
「酢メシに生卵とコーラを混ぜると旨い」
「ウニに納豆とアイスクリームを混ぜて……」
誰かためしてみなさい(^o^)。
なんかもう別に『天地無用』でやらんでもい〜ような話になっちゃってはいますが、面白ければいいのである。
マンガ、堂高しげる『全日本妹選手権!!』5巻(講談社/アッパーズKC・540円)。
まあこのマンガについてはもうあまり細かいことは言いたくないのであるが(いやまあ面白すぎるからなんだけどね♪)。新キャラに関しては特に「触れてはいけない」と私の背後霊が囁いてるのでパス(^o^)。
「世間で叩かれがちなものを弁護しまくってあげる」っての、これまでの地雷踏みまくりネタを逆手に取っての堂高さんの大逆襲という感じで今巻抜群の面白さを誇っており、でもやっぱり地雷は踏みまくっているのであるが(^_^;)、やっぱり「○かほ○さと○」を嫌ってるオタクって多いんだなあと再確認。
実際、悪口しか聞かんのに未だに需要があるというのはやはりどこかにファンがいるんだろうけれども、見るからに頭悪そうな中坊でも、やっぱり「あ○○りはねえ」とか言ってんの、よく耳にしてるんだぞ。どこにいるんだファン。
で、あ○ほ○さんをどう誉めているかと言うと、「エンタテインメントに徹せられるのはすばらしい」。……えー、やっぱリコメントは避けます。
更には何をどう俎上に上げているか、あとのネタをちょっと列挙してみよう。
「○崎アニメの声優」→「自然な演技のスキルを持った人を抜擢するのは必然」
「アイドル声優」→「人間美しいに越したことはない」
「○原めぐみ」→「どんな役でもこなす技巧派」
「ガンダ○シー○」→「『サイバーフォーミュラ』はよかった」
「子安のアレ」→「女子中高生の妄想をあおる術を熟知して(以下略)」
「声優使った特撮」→「本家の特撮の俳優も昔からあんなもん」
「○渕裕」→「社会現象まで起こしたもんね、『エヴァンゲリオン』」
「自分の漫画のエロ同人誌出してる漫画家」→「(省略)」
誉めてるなあ(^o^)。いやもう、オモテで語れるネタとしてはこれがギリギリの線なのだろうなあ。
でも、「宮○アニメの声優」についてはちょっと異論がある。確かに『もののけ姫』のアレとアレとかがひどすぎたんで、どうしてもマイナスで見られる傾向があるのは納得するんだけれども、みんながみんなハズレってワケでもないでしょ。『もののけ』で言えば、西村雅彦や美輪明宏はちゃんと評価しないとイカンと思うんだがねえ。アニメ出身だろうが、実写出身だろうが、要するに役者としてその映画にハマッてるかどうかってのを判断しないと結局はただの印象批評にしかならんのである。例えば、『となりのトトロ』のメイちゃんは坂本千夏でいいけれども、『火垂るの墓』の節子は“当時の”白石綾乃ちゃんでないといけないってのは、そもそも作品の「質」が違うから、ってことなんだよ。
前にも書いたことあると思うが、「結局有名俳優を使うのは、客寄せのためじゃないか」って批判を一蹴できるのは、『カリオストロの城』の頃から、宮崎さんだけじゃなくて大塚康生さんも含めて、「演出家としては」、アニメ声優の誇張されすぎた演技がイヤでレギュラー声優を変えたがっていたことを指摘しとけば事足りるのだ。クラリスやカリオストロ伯爵に、当時は声優専門ではなかった島本須美や石田太郎を起用したことまで否定するかねえ?
[5]続きを読む
09月24日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る