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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■あまりノロケてるって受け取らないようにね(^_^;)/『エクセル・サーガ』10巻(六道神士)/『永井豪作品全書』ほか
 「濃度99.9%」に初登場の住吉の妹、「かなる」ちゃん、これはもう明らかに「キャナルシティ」である。確かにあそこの住所、住吉だったな。オサゲで眼鏡っ娘で中一の13歳の「妹」である。ここまで「狙った」キャラというのも珍しいな(^o^)。ということは、この女の子の中にも間歇泉みたいな噴水とか、シコシコしてたり油っぽかったり肉厚だったりするものを味わわせてくれるスタジアムとかがあるのだろうか。……すみません、ついどうしょうもないシモネタやっちゃいました。m(__;)m
 「黄金の心」の「海鷲スタジアム」はもちろんダイエーホークスフランチャイズの「福岡ドーム」。これは福岡人以外にも『ガメラ 大怪獣空中決戦』でお馴染み。ダイエー選手のサイン入り色紙とかは常時買えます。
 「神でも痛い」のさつま焼酎「林伊蔵」は元ネタわかんないなあ。酒には疎いもんで。

 けれど今巻の白眉は何と言ってもラストの番外編、『夏の番組』だ。
 市立アクロス学園2年A組、ごくフツーの女子こーせー、小林琴乃は、そのパワーを校長と生徒会長に見初められて、「アメリカから来たナゾの外人・エクセル」の名前を与えられ、対外試合の助っ人として抜擢されたのであった。
 ……って、まんま『アグネス仮面』じゃん(^_^;)。蒲腐の顔、しっかりマーベラス虎嶋になってるよ。そのあとの展開も、エルガーラとタッグ組まされるとこまでおんなじ。ここまでテッテ的にやられると、ヒラマツ・ミノルさんも面白がってるんじゃないかな。
 ほかにもやたら細かいパロがあったんで、分るだけ解説しようと思ったら、既にネットに全て書かれていたのであった。さすがマニアはいるよなあ。
 「あれは… デンプシーロール!?」→ 森川ジョージ『はじめの一歩』
 「ああ 光が見える」       → 小山ゆう『スプリンター』
 「先生ー バスケが……」     → 井上雄彦『スラムダンク』
 「光速!! 右ペン速攻」      → 松本大洋『ピンポン』
 「我が部は今日からカーリング部になったのだよ」「ナンテツイテナインダ」→ 吉田聡『ちょっとヨロシク!』
 「チョキ? いやっグーだっ」   → 福本伸行『賭博黙示録カイジ』
 「まてーっその技を2度使ったら……! おまえは死んでしまうんだぞーッ」→ すがやみつる『ゲームセンターあらし』
 「そのシルエットは! 生きていたのかエクセルーっ」→ 宮下あきら『魁!! 男塾』
 「人が鳥に――!?」「うう…聞いたことがある あれはまさに――」→ 島本和彦『男の一枚 レッドカード』
 「カバディ」「カバディ」「カバディ」→ うすた京介『セクシーコマンド−外伝 すごいよ!! マサルさん』
 「エクセルうううー オレは人間をやめるぞォォォーッ」「誰!?」→ 荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』
 「右上スミ小目!」        → ほったゆみ原作・小畑健作画『ヒカルの碁』
 全体的にジャンプ系が多いね。私も全部はわからん。『スラムダンク』、読んでないし。『ちょっとヨロシク!』懐かしいなあ。死んだ母が「この世で一番つまらないマンガ」と貶してたっけ。そこまで貶すほどの何が母にあったのだろう(^_^;)。
 いやまあ、それはそれとして、結局何とかエクセル・エルガーラにせ姉妹は四王寺学園の六本松(ロボット)姉妹に辛勝するのである。どうやら次巻も続編が載るらしいのだが、滅法面白いんだから、どうせならこれだけスピンオフさせて、連載しちゃったらどうか。


 『永井豪作品全書』(新紀元社・3675円)。
 表紙が『まろ』の卵の君のぬーど。なんてマイナーな(^_^;)。
 短編長編取り混ぜて、全ての作品を各2ページずつ解説して網羅。網羅はいいんだけれど、1ページのコママンガも『バイオレンス・ジャック』も同じ2ページ扱いってのには疑問が残る。
 それだけ一つ一つの短編にページを裂いていながら、永井豪自身が筆を取っていなくて、アシストに描かせている作品(『ハマグリどっせ〜!』ほか)まで全て何の注釈もなく載せているのは資料としても不備である。
 反面、単行本未収録の『快傑痴仮ン面!』ほかの短編を完全収録してくれているなど、嬉しい面もあるのだが。

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12月31日(火)
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