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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■バカとバカによるバカ論/舞台『WAHAHA本舗全体公演・大福祭』
しげ、公演の間中ムッツリしたままだったので、バカって言われたことずっと気にしてたのかと思ったら、そうではないらしい。しげにはワハハの笑いがイマイチ趣味に合わないようなのである。
もともと私がWOWOWでワハハを見ていたら、「なんでそんなん見るん!」と怒るくらいワハハを嫌っていたので、よく公演に行く気になったな、と思っていたのだが、「芝居をナマで見られる機会があるなら別」なんだそうである。
「でも、つまんなかったんだろ?」
「『渡る世間はケチャばかり』はすごく好きだよ。でももっとやりようがあると思うけどね」
……やっぱりけなしてるじゃん。確かに洗練された芸というのとはほど遠い舞台だが、「笑いはこうでないと」というシバリは、喜劇の場合は舞台を硬直化させかねない。下品でも直裁的な感覚に訴えるギャグもあっていいと思うが。
ヨソの芝居を見てばかりもいられない。
ウチの芝居の原稿、明日までに多少加筆せねばならないのである。
帰宅したあとは徹夜で原稿書き。
こういう時にこそ、しげに「はい、夜食♪」とか言ってオニギリでも握ってくれたら嬉しいんだけど、さっさと布団に潜りこんで寝てしまったのであった。
なんだか今日は終日、しげに振りまわされてたような。
11月16日(土)
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