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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■多分今日は死にかけていた/映画『千年女優』/『ロード・トゥ・パーディション』
いや、だから、これが全部千代子の妄想だって気付いた時点で、そんなこと説明されなくたってわかってんだって。「こいつ恋に恋してるだけだよなあ」と思いながらガマンして見てたのに、そんな解りきった陳腐なセリフで映画をシメられるのかよ。脚本家、そんなふうに説明しないと客は理解出来ないだろうとか考えてるのか? ちょっと客を舐めてないか。
福岡での公開は1ヶ月遅れ、東京じゃ早々に打ち切りにあったっていう話だけど、この程度の出来だとしかたがないかもなあ。
しげに感想を聞いてみると、「面白いのかもしれないけれど、好きじゃない」とか。うーむ、やっぱり気に入らなかったか。これはアタリだと思ってたんだがなあ。つまんないとまでは言わないが、やっぱり「もっと面白く出来るのになあ」という思いがしてならない。特に声優はもっとうまい人使おうよ。飯塚昭三さん、好きな人だけど抑えた演技の出来る人じゃないんだから。
しげは『ブルー』を見ていないし(怖いのはアニメでもダメなのである)、事前情報も全くなかったので、ムリヤリ連れて来たようなもの。それで金まで出させてるんだから私もヒドイやつである。
口直しに、と、キャナルからトリアス久山に移動して『ロード・トゥ・パーディション』を見る。
しげが一席2500円もする「プレミアスクリーン」というところで見たがったのである。食事用のテープルが横についてて、ゆったり見れる、という話だったけど、そう広いというほどでもなく、しかも隣席の人と共用。あまり意味ねえなあ。しかも、持ちこんだ食いもの、フライドチキンにタコヤキだし(^_^;)。
ウワサのTHX、初体験だけれど、そんなにスゴイのかどうかよくわからなかった。銃の音にはちょっとビックリしたけど。
事前情報としては、サム・メンデス監督が『キネマ旬報』のインタビューで、「『子連れ狼』をを元にしてマース」とか言ってたのを聞いて、トム・ハンクスが拝一刀かぁ? とか首を傾げてたんだけど、いや、見てみて驚いたねえ。ホントにストーリーもキャラクターもそのまんまだ。どのくらい似てるかっていうと、『ロミオとジュリエット』と『ウエストサイド物語』程度には似ている。いや、盗作ギリギリってとこだね。
アチラにマックス・アラン・コリンズ原作のグラフィック・ノベルがあるそうだけれど、まず間違いなくその人、『こ連れ狼』読んでるね。……そう言えば、原題の“ROAD TO PERDITION”、直訳すると「地獄への道」だ。……「冥府魔道」じゃん(^_^;)。これで『子連れ狼』と何の関係もありませんとは通らんだろう。小池一雄、原作権料請求してもいいんじゃないか。
ちなみに若山富三郎主演の『子連れ狼』映画版シリーズは、“Lone Wolf and Cub”“Sword of Vengeance”などのタイトルで海外でも公開されている。
イリノイ州ロックアイランドの町で、12歳の少年、マイケル・サリヴァン・ジュニア(タイラー・ホークリン)は優しい両親、やんちゃな弟と平和に暮らしていた。しかし、ある夜、父マイケル(トム・ハンクス)が銃を持っていることを知り、父の仕事に疑念を抱く。
実は父マイクはギャングのボス、ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)の子飼いの手下だった。ルーニーの息子、コナー(ダニエル・クレイグ)は殺人を犯すのをマイケルに見られたため、彼も含めてサリヴァン一家を皆殺しにしようとする。
妻と次男がコナーに殺され、マイク親子は復讐を誓う。ルーニーは息子をシカゴにかくまい、マイクにこの土地を離れるよう勧告するが、既にシカゴのボスが差し向けていた殺し屋、マグワイア(ジュード・ロウ)が、親子に暗殺の手を差し伸べていた……。
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10月19日(土)
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