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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■東京曼陀羅/「ミステリー文学資料館」ほか
途中、一旦外出して、近所のラーメン屋でつけ麺。こうたろうくんはチャーシュー麺。店員さんの一人がアジアの人らしく、「タマコ、アジツキか、×××××か?」と聞いてくるが発音がハッキリせず、聞き取れない。「タマコ」とは多分、女の名前ではなく卵であろう。伏字の部分が気になるが聞き返すのもなんなので、味付きを頼む。でもちょっとだけだが、店の奥から桜たまこがいきなり出てきて『おじさんルンバ』を歌ってくれたらうれしいのになあ、と思った。バカである。
つけ麺、腰のある縮れ麺で美味い。タマコの正体はやはり味付き卵であった。日頃九州じゃクソマズなとんこつ白濁ラーメンしか食ってないから、こういうマトモなラーメンを食うと嬉しくて涙が出そうになる。
つけ麺で食べるとスープはちょうどいい辛さなのだが、それだけを飲むのはちょっと辛くてツラい。蕎麦湯を足してもまだ辛い。けれど、香辛料のそれでなく醤油自体の辛さなので、舌にピリピリ来ることはない。コクのある辛さというヤツである。
この「辛さ」の点でも、胡椒と唐辛子ブチこんどきゃいい式の九州の某ラーメンは完敗である。福岡人、絶対舌バカになってきてるよなあ。
待ち合わせは午後6時だが、もう少し時間がある。
喫茶店でなんだかよく分らない甘いものを飲みながら、こうたろうくんと他人の悪口に興じる。いや、しげのことではありません(^o^)。
5時を回ったので、少し早めではあったが、またなんだかよく分らない電車を乗り継いで、JR日暮里駅に向かう。
実を言うと、電車の中で駄弁っていて、駅を二つ乗り越してしまったのだ。なんだかお互い興奮しているのだなあ。けれど時間に遅刻はしなかった。早めに行動しておいて正解であった。
日暮里駅の北口、既にヨナさん、待ち構えておられた。
わかりやすいように作務衣で来ます、ということだったが、ホントに作務衣だった(^o^)。しまった、それなら私も金田一ルックで来ればよかった(そのうちホントにしてやる)。久闊を叙しながら、全くまたこんなに早くお会いできる日が来ようとは思ってもみず、しばし感動に浸る。
「ミステリー文学館のあとはどこを回られたんですか?」
「いや、そこだけです」
ヨナさん、目を丸くして驚く。そりゃ、半日図書館で本を読むためだけにわざわざ九州から東京まで出てくるようなバカがいようとは思ってもみなかったのだろう。
「てっきりアキハバラでも回ってたのかと」
そう言えば秋葉原は以前住んでたときと違ってすっかりオタク街になってるそうだが、もししげと一緒にきてたなら、神保町よりもこちらのほうが楽しめたかもしれない。
ヨナさんの奥様のあやめさんは、まだ新しい職場で戦っておられるとのことで、遅れて来られるとのこと。あやめさんの日記で、そのあたりの経過の大枠は知っているのだが、果たしてどのような戦いっぷりであるのか。鎧に矢を射られて額に血を流したりしてやってくるんじゃないかとか勝手に妄想。誰にも気付かれないと思って失礼なこと考えるやつである。
6時ちょうどにあぐさんも来られる。一度お会いしただけなので、私の視力で識別できるかどうか心配していたのだが、杞憂であった。改札口を通る一番かわいい子を探せばよかったのだ。
「さっきまで秋葉原で『あずまんが大王』探してたけど見つからなかったんです。やっぱり予約しとかないとダメですね」
全く、オタクの行動というのはどうしてこう似通うのか(^_^;)。けれど、まだ大学生の身で、DVD12800円、消費税抜きを買おうってのは、なかなかの出費のはずだ。これだけでもあぐさんの若年にして既に筋金入りのオタクになりつつある片鱗が見て取れる。
「『戦国大合戦』のDVDはいつ出るんですか?」
「多分『オトナ帝国』が売れたら、ですよ」
「じゃあ、やっぱり買わないと」
訂正。既に筋金入りのオタクです、あぐさん。「(^^; ) すんづれいしました。
あぐさんがしげが来られなかったことを残念がってくださったのは嬉しかった。「一緒に、『幻想水滸伝V』がつまんなかった話、しようと思ってたんですよ」と仰っていたが、人見知りの激しいしげも、あぐさんやあやめさんとなら気が合うように思う。
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10月05日(土)
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