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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ジンクス再び/『ジャングルはいつもハレのちグゥ』9巻(金田一蓮十郎)ほか
来てたけど、サインもらえなかったんだよ、しげがイヤそうな顔してたから。
他にもいろんな話をしているうちに、自然に三人ともこんなタメイキをつく。
「行きたいなあ、でもカネがない」
そりゃま、そうだろう。
私も、学生のころはカネがなくて、いろんなイベントを諦めた。もっとも、私は生活費を削ってまで、本と映画に入れこんでたから、「貧乏」ってわけじゃなかったんだけれども。
でも、今の10代、20代の若い人の大半は、たいてい貧乏である。もちろん一文無しの貧乏、というほどではないが、東京に旅行に出かけるカネを溜められるほどの収入は手に入れられていない。
バブルのときだって、私ゃヤンエグなんてのに会ったこともないからなあ。
けれど、本気で自分の道を主体的に選ぼうと思ったら、当初の「資金」はイヤでも必要になるのだ。
鴉丸嬢など、ハタチ過ぎてまだ親と同居してるから、「さっさと自立して、自分でカネ稼いだら?」と以前から言ってるのだが、「親といたほうがラクだし」なんて言ってる。この子はたしか、近々エロマンガ家になる、と宣言してたはずだが、親掛かりのエロマンガ家ってあるのか。いや、あっても悪いってわけでもないのかもしれないけど、少なくとも、リアルなものは描けそうにないように思うけど。
私は、鴉丸嬢が「エロならデビューが簡単だから」とか言ってるのを聞くたびに、ちょっと腹が立っているのである。
確かに、エロから入ってプロになった人、プロになったあとで「デビューはどうしてエロから?」と質問されて、「それが早道だったから」と答えてる人がいるのも知っている。
けれど、鴉丸嬢の場合問題なのは、シロウトなのに何も知らずに「エロマンガを描いてデビューするのはラクチンなのかあ」なんて短絡的に考えてるように思えてならないことだ。もしそうなら、そりゃ大間違いだと言いたいのだ。
経験が豊富じゃないとエロマンガは描けない、と断定をするつもりはない。創作の基本は想像力だからだ。
でも、鴉丸嬢が、少なくとも、マンガ読んだ読者のナニを立たせるだけのものを描こうと本気で思ってるのなら。……マンガのキャラに入れこんで「この女抱きたい」と思わせたいのであるなら、「セックスが嫌い」じゃマズイだろう。
……いや、本人は日頃からやたらエロ話してるんだけどね、それが痛々しいのは、聞いてて、「ああ、この子、ホントはセックスに関して開き直りきれてないんだなあ」ということがわかっちゃうからなんだよねえ。
鴉丸嬢は、「エロ描いててもエロにならないし」とか言ってるが、それは当然だろう。男性経験はそれなりにあるようだが、基本的には未だに純情でマジメな女の子なのである、鴉丸さんは。
鴉丸嬢には悪いが、もともと、エロには向いてないんだと思う(卯月妙子さんのエロマンガとか、開田あやさんのエロ小説読ませても、一所懸命「ウケて、かわしてる」し)。
「『マンガのための取材だからAVに出て』って編集から言われたらちゃんと引きうける?」なんて質問して困らせてしまったのはちょっと意地悪だったなあ、と反省してるが、当人に根性が足りないことは紛れもない事実だ。本人は「ゆっくりデビューするから」と言ってるが、今のままでは、百年経っても無理だろうな。
ああ、私がこの日記にエロ話を書かないのは、別に偏見があるわけではなくて、単にコンセプトが違うからです。でも、エロ小説は書いてみたいですね。戯曲もギリギリ、象徴的な形で書いてみたことあるんだけど、実際に上演してみたら、思いきり表現を押さえたのにやっぱり反響がすごかった。
……世間の大純情くんたち、エロにも少しは馴れようよ(-_-;)。
チャンネルNECO『博多ムービー ちんちろまい』。
一年ぶりかそこらで見返してみても、やっぱり馬鹿さ加減が光ってるなあ、この映画(^o^)。前にも感想を書いたんで、大筋は省略。
ともかく、しげがわかんないところで私が笑いまくってるので、しげは機嫌が悪い。かと言って、博多人以外に解説したって、「ああ、それってそういうギャグだったの」って「理解してもらえる」だけで、感覚的に笑ってもらえるわけじゃないからなあ。
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05月03日(金)
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