ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491661hit]
■おトイレの音入れ。つまんないシャレですみません/『ほんの本棚』(いしいひさいち)/DVD『ゴジラの逆襲』ほか
そういう思いがスタッフにあったのだろう。
DVD『ゴジラの逆襲』。
何年ぶりに見返したのかわかんないけど、ずいぶん単調なストーリーだなあ。
結局、「来たかアンギラさん、待ってたゴジ」ってだけなんだもんな。
コメンタリーは有川貞昌さん、円谷英二に次ぐ、東宝第2の特技監督になられた方である。
でも、話してることって、本人は自慢してるつもりかもしれないけど、失敗談に近いぞ。「1作目のゴジラは誰が中に入るかわからなかったけれど、2作目は中島春雄さんが入るとわかってたから、その体型に合わせた」だって?
そんなだから2作目以降のゴジラが「人間臭く」なっちゃったんだよ。着ぐるみは人間的な動きを消すためのものなんだから、動きにくいところがあった方が怪獣にリアリティが出ていいのに。
例の「カメラをゆっくり回しちゃったドジ」もちゃんと説明してくれてる。
こういうコメンタリー、長谷川和彦監督なんかは「つまんない」と批判的なようだけれども、工夫すべきなのは演出形式や証言を引き出すための司会者の技術なんであって、映像作りのウラを関係者から聞ける喜びはやっぱりDVDに求めたいのだ。
現存する全てのスチール・絵コンテの完全収録もうれしい。
長年の疑問だった、「宣伝スチールのアンギラスはどうして背中がめくれているのか」は、アレが着ぐるみではなく、粘土模型の合成だと知って氷解した。つまりありゃ、ポーズつける時に背中が外れちゃったのだ(多分、粘土を作った本人は撮影にはタッチしてなかったんだろう)。
……直しとけよ、それくらい。
CSキッズステーション『ナジカ電撃作戦』MISSION 008「欲望の空は戦い渦巻く炎と共に」
ケツが出ると一気にギャグっぽくなるなあ(^o^)。ああ、ゲストで登場の兵器会社の社長令嬢のことなんだけどね。もう典型的なタカビーなお嬢さまで「お〜っほっほっほ」と笑ってるし、当然、そんなヤツはこの『ナジカ』の世界では苛められキャラなんですよ。誘拐されて、戦闘機のコックピットにぶちこまれるのはいいとして、なぜ尻を上にしてるかな?
ξ^▽〆オーホッホッホ。
しかし今回の空中戦の大迫力ときたら!
強奪された最新鋭ステルス戦闘機「オボロ」を追撃する七虹香とリラが乗りこんだ飛行機は、ボロボロの中古戦闘機バッカニア。……整備士のおっちゃん、声が青野武だ。こりゃ、綿密に整備されればされてるほど危険度が増してるんじゃないか。成原博士に整備されてるようでさ。
自爆こそしないけど、いろいろ芸は見せてくれるし。
ホーミングミサイルがいったん沈んで目標物に向かって飛んでく描写なんかは実にリアルで感動的なんだけど、いくらヒューマリットだからって、飛んできたミサイルを手で受けとめるってのはいくらなんでもちょっとスゴ過ぎ(^_^;)。ついてけないファンもそろそろ出て来てるんじゃないかな。いや、私は面白いからいいんだけどね。
リアルとギャグが渾然一体となってるのがやっぱり『ナジカ』の魅力なのだから。
11月29日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る