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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタクアミーゴス in 九州 2001
 会場はアミーゴス登場とともに一気に盛りあがる。最初からトークで飛ばしまくり、それがまたどんどんウケるので、ネタのビデオにいつまで経っても移らないくらいだ(唐沢さんの日記に「20分ほどトーク」とあるが、これは全くの勘違い。優に1時間10分、喋り続けだったのである)。
 ただ、私は今回一切笑ってない。
 交替でスタッフも会場の中に入れるのだが、客として見ていた去年までとは気分が違うのは当然だ。正式スタッフになっている以上、見ているのはアミーゴスの芸だけではない。
 会場の雰囲気、音響その他の演出効果、そういうものに気を配りながら「観察」しているのだ。……笑ってられねえって。

 ホールは確かに立派になった。
 客席が傾斜しているので、フラットな床にパイプ椅子を置いただけの昨年の会場に比べて、お客さんがぐんと見易くなったことは間違いない。
 音響も映像もずっとよくなっている。
 ただ、会場の全員がラポールを起こす(狭い空間で興奮が伝播していくこと)には、せめてもう20人、人がいないと今ひとつ効果が薄い。一部の客が「無理して笑っている」状況も見えるのである。

 オタクアミーゴスのネタについては、これもお約束で、詳細に紹介することができない。
 新作ゴジラについても、公演ではそのストーリー、唐沢さんはかなり詳しく紹介してくれていたのだが、裏モノ日記ではあえて肝心なところはこれから見る人のために伏せてある。
 従って、その内容については、眠田直さんがレポートをアップするのを待って、そちらを読んでいただきたい。
 ……でも、これくらいはいいかな?
 『パワーパフガールズ』が映画になるってよ!
 会場でも女の子が「ええええっ!」て喜びの悲鳴を上げてました♪
 
 案の定、トラブルは続く。
 音の調整がうまくいかないのか、会場の外まで大音響が響き渡って、ホール係の人が走り回ったり、デジカメをオートフォーカスにしたままだったので、画像のピントがやたらとブレたりする。
 しげ、「何で昨日のうちに」をブツブツ繰り返しながら、機材の調整にロビーとホールを行ったり来たり。
 こりゃもう、私の手には負えまへん(T△T)。

 休憩に入って、来場してくれたよしひと嬢にようやくお会いする。
 サインつき『オトナ帝国の興亡』をお渡しして、警備中で見られなかった映像ネタの感想などを聞く。
 「○○人ってバカですね」
 あああ、よしひとさんまで、そんな公開日記にUPできないような発言を(^o^;)。

 段取りの悪さ、最後の最後まで途切れることがない。
 公演が終了し、アミーゴスのお三方が挨拶しても幕が降りない。
 ……このときになって、初めて気付いた。
 AIQには舞台監督がいないのだ。
 プロデューサー兼演出はエロさんだろう。各部所の責任者はいる。
 しかし、現実の舞台を運営するに必要不可欠な舞台監督がいない。
 舞台監督は普通、公演中は舞台袖にいて、インカムを使って、配置しているスタッフにいちいち指示を出す。ここで幕を下ろさなければならない、と判断したら、そこに配置している者に指示を出して、すぐに幕を降ろさせる。それが仕事だ。
 たとえブタカンがいなくとも、スタッフが臨機応変に動けばいいじゃないか、と言われるかも知れない。しかしそのとき、私はその場で動くに動けなかった。他のスタッフも同様だろう。
 だって、幕の上げ下ろしがどこで行われるのか、舞台袖でか、それとも調整室のボタン操作か、それすらも事前に知らされていないのである。動けるはずがない。
 舞台上で岡田さんの声が響く。
 「こういう時は幕を下ろすんだよ。……いないの?」
 仕方なく、お三方、自ら舞台を降りていく。
 ブタカンがいないということは、当然配置されるべきスタッフもいなかったということだ。臨機応変も糞もない。我々はその瞬間、みな、ただのデクノボーと化していたのである。
 ちょっとしたミスに過ぎないよ、気にするな、とかばってくださる人もいるかもしれない。

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11月24日(土)
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