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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■2006年私的映画ベストテン2/『相棒 バベルの塔』
 ニッポン勘違い映画としてはかなり笑える。でも北川景子の出番が殆どなかったので減点。
『カポーティ』(91点)
 本物のカポーティの映像を見たことがある者には驚異的なそっくりぶり。『アラバマ物語』をさらっと批判するあたりも「らしい」。
『ブラック・ダリア』(59点)
 もちろん実際の事件は解決していないわけだけれども、こうであったとはとても思えない結末。これは原作者が悪いんだろうね。
『父親たちの星条旗』(45点)
 単体だとアメリカの視点の甘さが目立って、どうしてもこの点数にしかならない。『硫黄島』と合わせると90点。
『トンマッコルへようこそ』(67点)
 キャラクター造形が単純で、ファンタジーと見なしても無理がある。アニメならキャラクターは象徴だからその違和感はないのだけれど。カン・ヘジョンの可愛らしさで60点。
『ホステル』(31点)
 三池崇史がチョイ役出演。何か腑抜けたスプラッタホラー。
『上海の伯爵夫人』(77点)
 これもキャラクターがかなり単純化されているけれど、主役が盲目という設定が、物語が平板化することをかなり救っている。
『unknown/アンノウン』(32点)
 そこにいる全ての人間が記憶喪失、という設定は面白いのに、ラストの真実が無理あり過ぎ。
『トゥモロー・ワールド』(27点)
 SF設定を生かしてない。寓話をやりたいのなら、戦闘シーンは余計。
『OO7/カジノ・ロワイヤル』(94点)
 まさか21作目にしてOO7最高傑作が生まれようとは。心理戦をセリフや説明に頼らず、映像で見せているのも、ミステリーが「真実がただ一つではない」ことを語るものだと分かっている点も高ポイント。
『硫黄島からの手紙』(58点)
 歴史を役者が演じるとどうしても作りものめいてしまうので、単体だとどうしてもこの点数。けれども『星条旗』と合わせると、日米の演技・演出の違いがそれだけで一つの文化の差の象徴となって現れてくる。二本セットで90点。
『王の男』(81点)
 王の幼稚ぶり、男の妖艶さも含めて、物語も演技も演出も映画よりも舞台向きだと思うが、ドラマの脳密さには圧倒される。


 全部で142本か。
 アニフェスとかで見た映画も含めれば、見た新作映画は何とか150本を越えているので、一般人レベルなら一応、それなりに映画を見られた年だとは言えるが、映画ファンとしてはたいしたことない。
 見損なってる映画はこれの5倍あるのだ。

【外国映画】
1.『太陽』(95点)
2.『OO7/カジノ・ロワイヤル』(94点)
3.『グッドナイト&グッドラック』(92点)
4.『カポーティ』(91点)
5.『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』(90点)
6.『クラッシュ』(90点)
7.『ブロークン・フラワーズ』(90点)
8.『ユナイテット93』(90点)
9.『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』(90点)
10.『王と鳥』(85点)
11.『マッチポイント』(83点)
12.『王の男』(81点)
13.『オリバー・ツイスト』(81点)
14.『カーズ』(80点)
15.『ブロークバック・マウンテン』(80点)
16.『ダ・ヴィンチ・コード』(79点)
17.『アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵』(78点)
18.『フライトプラン』(78点)
19.『上海の伯爵夫人』(77点)
20.『ミュンヘン』(77点)
次点1『ホテル・ルワンダ』(76点)
次点2『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(73点)

 洋画だけ次点を二つ挙げたのは、『星条旗』『硫黄島』を日本と数えると、次点が繰り上がるから。
 ……しかし疲れた……。
 更に本とマンガでベスト書けとは言わないで。
 リストをチェックするだけで死にます。


 初詣はいつもの日吉神社。
 田舎の小さな神社なのに元旦になった途端に参拝客の長蛇の列。
 地方共同体はまだちょっとは生きているか。
 札を買って買えるが、確か去年までは1000円ちょうどだったと思うが、今年は1200円になっている。
 カミサマも値上げしないとやってけないらしい(苦笑)。

 
 ひと寝入りして、早朝からキャナルシティで初映画。

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01月01日(月)
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