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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■いつものビョーキが出たみたいですが/舞台『blast!(ブラスト) supported by ヒュンダイ』
また大阪のど阿呆どもが、と、大阪とゴッサムシティには住みたくないものだとつくづく思うが、二年前に比べればあれでも随分おとなしくなったらしい。
戎橋の飛び込みも、5300人から62人に減ったとか。もっとも、これは橋の周囲に3メートルの高さのフェンスができたおかげも大きいようだ。それでもそのフェンスによじ登り、あえて飛び込もうってやつもいるのだから(まあ野球場でもフェンスに飛びつくやつはいるしなあ)、こりゃもう、仮に落ちて死んだとしても同情は全くできないのである。
どこでも馬鹿はいるものだで終わればそれまでだが、何がそんなに嬉しいのか、ここまでヒートアップするのは大阪くらいのものだろう。馬鹿やるにしても限度があるというもので、暴動まで起こしてちゃそりゃただの犯罪者の群れだ。二年前から言っていることだが、人道的立場から言えば、人死にも出るし(飛び込んだやつだけとは限らない)、阪神の優勝は何としても阻止しなければいけないのである。止めたって止まらねえやつらが(つまりはヤクザと同じ)のさばるんだもの、日本シリーズで勝たせたりしちゃいけないよ。
あるいは逆に、「馬鹿なんていくら死んでも構わない。世の中から馬鹿を駆逐しよう」という発想に立つなら、もっとフェンスを高く、10メートルくらいにして、飛び込んだやつは確実に死ぬくらいにしたらいいんじゃないかと思うが、大阪警察もそこまでは踏み切れないようで、まだまだ甘いのである。
でも、たかが野球で暴動が起こる。トバクが横行し、選手の不祥事は相次ぐ。たかがサッカーなのに、国際紛争すら起こりかねない。いい加減で「スポーツは健全な精神を育成する」という錯覚を持つのは止めにしないかと本気で思う。話は全く逆で、健全なやつがスポーツをすれば健全になるし、不健全なやつがスポーツをすれば不健全なやつになるってことなのだ。
オタク話にスライドさせれば、作品は面白いけど、その周囲で何やかやと毀誉褒貶喧しいファン連中は鬱陶しい、というのと同じ理屈ね。あそこで飛び込む連中はメンタル面ではキモオタ連中と全く変わっちゃいないんだから、もっと罵倒してやらないと自分たちがどれだけ公序良俗に反する気色悪い行為を世間に巻き散らかしているか、自覚できないのだ。「まあお祭りだから」みたいな軽い気持ちで許してやったりしてたらどこまで増長するか、分からないよ。あれで「人に迷惑はかけていない」つもりでいるんだから。
「イッセー尾形のホームページ」に、ようやく北九州小倉ワークショップのレポートが掲載され始める。
今日の段階ではまだ初日と二日目だけだけれども、私が参加できなかった昼の部の内容も垣間見えて面白い。
「他人の歩き方を真似させる練習」なんてのは夜の部ではやっていない。「面白いことに、今回は『見本』となった参加者の歩き方の細かい特長を真似ようとしながらも、一番目立つ『首の角度』に注目する人は殆どいなかった」とあるが、この「見本」の二、三人の中にはしげもいたと思われる。重心が不安定で、「開いた足で常にブレーキをかけながら歩く」というかなりしんどい歩き方をしているのだが(おかげで何もないところでやたらコケる)、本人はいくら注意してもいっこうに改めようとしない。見た目が殆どペンギンかチャップリンなので、もしかしたらあれで「可愛く見られたい」とでも思っているのかもしれない。
「首の角度に注目する人がいない」というのはなるほど面白い。本番の舞台でも「ハトって首動かさんと歩けんのやろか」というギャグを飛ばしていた方がいたが、人間も実は首でバランスを取って歩いている。そこに注目が集まりにくいということは、そこが人間にとって無意識的に「触れてほしくない」ウィークポイントであるからだろう。
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09月30日(金)
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