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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ハカセ結婚!/『ユート』2巻(ほったゆみ・河野慶)
会場前のロビーに「新婦のドレスが何色か当ててください」というカードがあったので、カトウ君と二人で書いて出す。しげと鴉丸嬢は参加せず、「男の子ってこういうのが好きねえ」と珍しい動物でも見るような目で私たちを見るが、せっかくのイベントなのに無視するのもどうかって思うけどねえ。私は一番右側のカードを選んだ。私は視力が弱いので、ほかのは全部ブルーに見えたが、それだけピンクだったからだ。しかし、係員さんのアナウンスがないので、誰もこのカードに書き込もうとしてない。あまりイベントとして機能してないっつーか、どうして段取り悪いかね(結局、ハカセのドレスはブルーだったのだが、どのブルーだったかは私には分からん。私もカトウ君も外れた)。
会場に移って、いよいよ披露宴の時間。パッヘルベルのカノンに乗せて、新郎新婦の登場。未だにこの曲聞くと『エヴァ』だなあと思ってしまうが、あまり幸せそうなシーンでは流れてなかった気がするな(笑)。ハカセはもう、うちの誰ぞが言っていたが、「普段の三倍増し」の美しさである。よくぞ化けた(笑)。いや、もちろん素地がいいから化粧映えするという意味である。
ご新郎は、今回初めて拝見したが、見た目誠実で実直そうな、顔立ちがちょっと俳優の小木茂光か坂田聡に似ていらっしゃる方であった。ハカセより14歳年上ということであるが、二人並んでいると既になんともいえない密なアトモスフィアが漂っていて、結構お似合いに見える。新郎の関係者がスピーチに立つたびに、「こんな若いムスメを」だの「とんでもない魚を釣り上げて」だの、誉めるというより「憎いよコノー」ってな感じで露骨に羨ましがってるものばかりだつたのがおかしい。
プロフィール紹介、乾杯のあとで会食。和・洋・中、好きな食事が選べたので、私は和食、しげは洋食を選んでいた。カトウ君は洋食、鴉丸嬢は和食である。カトウ君、テーブルマナーに自信がないらしく、「しげさん、先に食べてみせてくださいよ」と頼むが、頼む相手を間違えている。「ナイフとフォークは、内側から取るの」とか言うので、「ウソつくな」とたしなめる。でも、食事の間中、カトウ君はチラチラとしげの所作を気にしていたようだ。多少、仕草がヘンでも、別に構わないと思うけどなあ。けど、ボーイさんがパンを持ってきたときに、両手に一個ずつパンを持って、どの皿に置いたらいいか分からず、キョトキョトしてた様子はおかしかった。
お色直しのあと、いよいよカラオケタイムである。最初は新郎の同僚の皆さんがSMAPの『らいおんハート』を歌う。「新郎も一緒に歌ってください」と誘われたので、新郎が席を外すと、すかさずほかのご同僚さんがたがハナヨメの隣に殺到してツーショツトを取りまくるという「仕込み」。いやー素晴らしいなあ、生きてるうちにハカセがこんなにモテてる様子を見られるとは! みんな、「若いムスメ」ってことで幻想見すぎてるぞ♪
次が桜雅嬢とお友達がKiroro の『未来へ』、そして三番手にしてトリが我々の、“チェリッシュの『てんとう虫のサンバ』”である。
ハイ、そこのキミ、あまりのあざとさに笑ったりしないように。四人が共通で歌えそうな結婚式用の歌って、それしか思いつかなかったなんだよ。ちょうど『エヴァ』繋がりでいいじゃないか。
歌うだけかと思ったら、司会の女性から、いきなり「代表の藤原さんから挨拶を」と言われる。確かに事前の打ち合わせでは、MCは「適当にお願いします」と言ってはいたのだが、まさかフラレるとはなあ。「劇団で新婦はどのような活動を?」と聞かれたので、思わず「主演女優を」と言ってしまう。確かにハカセは出演経験あるんだけど、厳密には「三人主演のうちの一人」なんで、いささか誇張があるのである。でも、めでたい席だから、それくらいのアピールはあってもいいやな。ハカセに「舞台のビデオはもう見せましたか?」と聞いたら、うつむき加減に首を横に振ったので、「旦那さんより先に花嫁さんのセクシーな姿を見てしまってすみません」とか言ってしまう。これも本当はセクシーというよりもちょっと蓮っ葉な役だったんで、やや言葉に工夫をしているのである。まあいずれ旦那さんにもしっかり見てもらえば真実は現れるであろう。もっともハカセが見せる気になるかどうかは疑問ではあるが。
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09月10日(土)
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