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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■入れ物だけが増えてもねえ/DVD『ケルベロス』『トーキング・ヘッド』/『ジャック・チックの妖しい世界』(唐沢俊一)
 『ダークダンジョン』、実在するRPGを「これは反キリスト教的な悪魔の遊びだ!」と糾弾したマンガ。RPGのゲームマスターはみんな悪魔の使いで、ハマった若者をマインドコントロールして邪教に誘い、フィギュアやグッズをどんどん買わせて湯水のごとくおカネを使わせてしまうそうである。ああ、でも行為そのものは当たってるよな、これ(^_^;)。なんか最近も『ハリー・ポッター』について似たようなこと言ってた牧師だか神父だかのキリシタンがいたような。ゲームやフィギュアは直ちに燃やしなさい、という過激なマンガ。私も子供のころ、マンガを親から捨てたりされたが、私が悪魔の道に入ることを恐れていたのかな。既に手遅れだったわけだが。
 『誰かが私を愛してる』。ジャック・チック自身の手になるマンガ。さっきまでのは原作のみだったのだね。自分でなぜ絵を描かないかは、多分ディズニーと同じ理由じゃないかな(^o^)。飲んだくれの親父に虐待され、捨てられた少女が、死ぬ間際に神の祝福を称えたビラを見て、天国に行く。ビラを読んでやった通りすがりの女がなぜか少女を助けようともしないが、もちろんそんなことをしたら少女は天に召されないからしないのである(^_^;)。ストレート過ぎるほどに直球な筋、それがチック氏のプリミティブな絵で描かれると、ものすごいインパクト。こりゃもう、どんなリクツも太刀打ちできない。これをこのまんまジブリのスタッフとかがアニメ化したりしたら、マジで泣いちゃうヤツが出て来るんじゃないか。
 要するに信じてるものは違うが、アメリカの宮澤賢治。本人には絶対会いたくない点でもそうだね。(2003.3.26)

02月26日(水)
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