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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■サベツとの長き闘い……はまだまだ続くよ(-_-;)/DVD『アクション仮面VSハイグレ魔王』/DVD『あずまんが大王【2年生】ほか
本編の方も出来はいいと思うけどなあ。山本弘さんが「似て非なるもの」と憤慨してるってのはどういうところなんだろう。山本さんのホームページに質問を書き込む勇気はとてもないんで、ずっと謎のままなんだけど。
4コマを30分一本のマンガにするんだから、脚色はどうしたって必要になる。単純なこと言っちゃえば原作には背景が描きこまれてないことだってやたらあるんだから、アニメのスタッフはそこから創作しなきゃならない。シチュエーションのイメージが違っちゃうことを回避することなんてまず不可能な話なのに、限界に挑戦、とまではいかないまでも、4コマのワクに固定化されたものをアニメとしていかに「動かす」かって工夫はいろいろやってると思うがなあ。
それともオリジナルな展開がお気に召さなかったかな? 榊さんと神楽をライバルとして見せるためにあちこちからエピソードを寄せ集めただけでなく、もともと神楽が登場してなかった話にまで出演シーンを付け足したところとかあるけれど、原作に対する冒涜だって感じられたのかなあ。私なんか「うまくまとめたなあ」と感心した口なんだけど。
ただちょっと気になった「変更」はあって、「夏休み」の巻でのゆかり先生とにゃも先生の会話が完全入れ替え。原作では沖に流されちゃったおーさかを見ながら、ゆかり先生が自分の責任問題を心配してるのをにゃも先生が「私の生徒じゃないし」と付き離す、という極道なネタだったのだが、それが「生ハムメロンって抱き合わせ商法だよね?」「酢豚のパイナップルよりはましじゃない?」と差し障りのない(でも意味不明)なやりとりに変更。やっぱり生徒を見殺しにするような先生の発言は不謹慎すぎて放送禁止ってことなのかな。全くギャグ一つに神経過敏になりすぎだよな。言い替えればそれだけ原作のギャグが真実を突いてあるってことなんじゃないの〜?
「夏休み」のギャグで一番楽しかったのはにゃも先生が「エロエロな話」してる最中に流れる挿入映像。風鈴やら雷門やら忠吉さんと戯れるちよちゃんとか。全くどれくらいエロな話してたんだ、にゃも先生。当たり前だけどみんな免疫ないんだなあ。ちよちゃんに免疫あったら怖いけど。
1巻に10話も入ってるので今日見たのは前半の5話のみ。
マンガ、あだち充『KATSU!』5巻(小学館/サンデーコミックス・410円)。
おお、5巻を越したな。前回の『いつも美空』の反省もあってか、いかにもあだち充調なスポーツラブコメ、一応今度は人気が出たようだね。一作置きに実験漫画描いてポシャっちゃってまた原点に帰るって繰り返しか。サンデーの読者って保守的だよなあ。
実際、ドラマはようやく序盤戦終了、という感じだから、ここで打ちきられたら作者もイタかろうが、読者だってイタイ。『美空』だって消化不良だったんんだよ。ちょっとくらい面白くないからって、長い目で見る忍耐力くらい持ってほしいもんだ。
香月が完全にボクサーからリタイアして、活樹と紀本のライバル関係が明確化され始める。香月が言ってる通り、活樹は「1年後には高校チャンピオンよ」だそうだから、少なくともあと5巻は続く計算になる。でも実時間とは微妙にマンガの進み具合が違ってて緩やかな感じがするから、このペースで行くのなら、短くても20巻はかけないとバランスが悪そうだ。あだちさん自身、4、5年の連載を考えてるんじゃないのかな。
ラビット坂口にリング上で殺された赤松隆介の存在がどの程度伏線として生きてくるのか、これだけでも5巻分は引けるな。内田がいかにも関係ありそうなんだけど、そこははずしてもちっと引いてみるとか、手はいろいろあろう。もちろん連載は続いてほしいんだけれど、つまんないままダラダラ続けられても困るからね。
個人的にはもう一回くらい香月をリングに立たせてほしいんたけどね。せっかくボクシングする女の子なんて、今まであだちさんが描いてこなかったヒロインを登場させたんだから、このままリタイアさせたままなのは何と言っても惜しいよ。
マンガ、金成陽三郎原作・山口譲司漫画『ミステリー 民俗学者八雲樹B 山姥の里殺人事件』(集英社/ヤングジャンプコミックス・580円)。
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11月24日(日)
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