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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■なんだかいろいろ/『一番湯のカナタ』1巻(椎名高志)/DVD『ハレのちグゥ デラックス』第2巻/舞台『天神薪能』ほか
 原作マンガ自体が相当オタク度は高いんだけれども、マリィがネコ耳少女のコスプレ(顔まで「でじこ」になってちゃ、既にコスプレとは言わんが)するだけならともかく、トラジマビキニ娘や太正浪漫キモノ娘やああっ女神さまの妹まで全くアレンジせずにそのまんま出すのは、これは既に著作権への「挑戦」ではなかろうか(^_^;)。あくまで「コスプレ」と言い張るつもりなんだろうけれども。
 もともと『クレヨンしんちゃん』作ってたころから、『鉄骨しんちゃん』だの『ターミネーター』だの、気がついたら濃いオタクネタをぶちかましてくれてたシンエイ動画だから、これくらいは普通なのかも知れない(更に古いこと言えば、『ドラえもん』のころから『ウエストサイド物語』のパロやったり、『こち亀』より10年以上早く『そのうちなんとかなるだろう』を本編中で歌わせたりしている。しかもママに)。
 原作の都会編をテレビシリーズではほとんどはしょっちゃったせいで、マリィとリタの恋のさやあてのエピソードが割愛されちゃったのはなんとも残念なのだけれど、ここ数年のギャグアニメとして出色の出来なのは間違いない。エンディングが特にキテて、脳内麻薬だだ盛れアニメになってるので、うなされたい人は寝る前にどうぞ。


 実は昨日が父の誕生日だった。
 しげも九月生まれだし、なんだか知り合いに九月度高いっつーか、乙女座度高いんだけど、何か私には乙女座の呪いでもかかってるんだろうか。
 父もとうに赤いちゃんちゃんこのトシも過ぎて、そろそろ平均寿命に近づいてきてるんだが、「もうダメだ」と言いつつ未だに仕事を引退しない。職人はやっぱり死ぬまで職人だってことかな。
 昨日は何かプレゼントを買って持っていこうかと思ってたのだが、しげが睡眠を優先したので断念。夕方から芝居を見に行くついでに天神コアでショルダーバッグとペットボトルのホルダーを買う。色はしげの趣味でどちらも黒。
 「父ちゃん、トシヨリだけど心は若いから若者向けの方がいいよね」とはしげの言。ある程度はそうだろうが、かと言ってあまり流行の最先端を行くようなファッションのものは身に付けても貰えないと思う。程よくシックな方が父も喜ぶだろう。父がペットボトルを持ち歩くかどうか、やや疑問ではあるが、あればあったで使いそうな気もする。そのへん、博多の人間と言うのは「おおまん」(「適当」ってことです。ヘンな意味はない)である。
 二つ合わせて七千円ぽっちというのは親へのプレゼントとしてはケチ臭いが、高いもの買っても「無駄遣いしやがって」とか、かえって悪態つかれちゃうからこのへんが妥当なところだ。高いばかりで役に立たない置物の類より、安かろうが使えるもののほうがいいやな。

 コアの8階、グルメパークの「さぼてん」でアスパラ巻き定食。
 とんかつ屋に入っても野菜中心のメニューを頼んでしまうのは、また少し太りギミだから。また少し本気でダイエットせねば、糖尿もヤバいが、足が自重を支え切れずに捻挫しそうなんである(^_^;)。やっぱりなんとか80キロ切らないとなあ。
 

 コアの屋上で、『天神薪能』鑑賞。
 演目は舞囃子「八島」、狂言「棒縛」、能「船弁慶」。
 街のどまん中で『薪能』というのは面白い試みだったが、正直なところ企画倒れである。
 まず、ビルの空調の室外機がゴウゴウ鳴り響いていて、半端なうるささじゃない。演者の方々は挨拶で「この音が波の音に聞こえれば」とか言ってたが、単調な機械音をそんな風に好意的に聞いてやらなきゃならないギリはない。結局、音声はマイクに頼らざるをえないが、自然との一体化を図る能のあり方として根本的に間違ってやしないか。
 いや、音より何より、流れてくるサバの味噌煮や何やらのマリネの匂いが臭いのなんの。波にドレッシングの匂いがあるかって。
 更に腹が立つのは照明である。
 事前に観客にはパンフレットで謡曲が配られるのだが(現代語訳までつけてある親切なもの)、客が公演中ずっと舞台見ずにこれ見てんのよ。で、その客のためなのか、公演が始まっても街灯型の照明を点けっぱなし。……薪能の意味ないじゃんかよ。

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09月23日(月)
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