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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■金曜で〜とだ。一応/映画『マジェスティック』/『気になるヨメさん』1巻(星里もちる)/『クロノアイズ』6巻(長谷川裕一)
しかし、その「反省」の態度にこそ、逆に偽善を感じざるを得ないのだ。はっきり言って、「赤狩り」を題材に選んだのは、そけがアメリカ国民の誰もが「反省」していることを納得しやすいものだったからに過ぎない。あれが一番、わかりやすいし、罪を認めるのにたいした勇気は要らないのである。言っちゃ悪いが「桜の木の枝を折りました、すみません」レベルのものだ。広島・長崎の原爆投下やベトナム戦争や対テロ報復は「重過ぎる」し「正しい」と思ってるし、仮にもしかして間違ってるかもしれないとチラッとは思っても、やっぱり「反省したくない」から題材には選ばれないのだ。
そういう態度ってフツー、「卑怯」って言わない?
そんな風に見ていくと、「威風堂々」がただの見せかけ、中身のない薄っぺらな「反省ぶりっこ」だよなあ、という気になってくる。反省したフリして実は主張を押しつけてくるというのは、小林よしのりが『ゴーマニズム宣言』でしょっちゅう使ってた手だ。
ああ、そうだよ、これ、フランク・ダラボン版『ゴーマニズム宣言』なんだわ。映画としてはよくできてるしねー、ジム・キャリーやマーティン・ランドーの演技は必見と言ってもいいくらいなんだけどねー、民主主義に則ろうが結局あんたら好きで戦争やってるんじゃんってなもんで。結局は「臭いモノにフタ」して自己肯定、自分賛美してる映画じゃねー、まあ同情はしても共感はしませんわ。
帰宅して、ガシャポンを開けると、幸いダブりはなし。
ちよちゃんとともとおーさか。榊さんがなかったのは残念だが、おーさかがゲットできたからいーや。おーさかのムネがぺたんとしてて手の甲が前向きで、脚が外またなのが実にリアル。制作者、よく女の子を観察してるよなあ。もともと原作者のあずまさんがアチラ方面のご出身というのが作用してはいるのだろうが。でも体型をいちいち見られてるってのはやっぱり女性はイヤなんですかね。女性が気にするほどに男はそんな外見的なものを気にしちゃいないんだけど、一部のヘンタイの持ってるイメージに踊らされてるからねえ。
パソコンの上に並べるが、もうスペースが目いっぱいになってるので、鬼太郎フィギュアを後ろに回す。それでも水木ファンか! と誰かから怒られるかもしれんがやっぱ並べて楽しいのは妖怪よりもきれーなね〜ちゃんでしょう(^o^)。
……だからたかが人形じゃん、怒るなってばしげ。
マンガ、『気になるヨメさん』1巻(小学館/ビッグスピリッツコミックス・530円)。
オビに「星里もちるの善意と悪意! 同時発売!」とあるのは、『本気のしるし』5巻が一緒に発売されてて、それとはマンガの傾向があまりに違い過ぎるから、注意を喚起するためなのかも(^o^)。
『危険がウォーキング』以来、ほのぼのギャグが星里さんの持ち味、と思い込んでいたファンにしてみれば、『リビングゲーム』で青年誌に進出して以降、シリアスの度合いをどんどん深めていく傾向(と言えば聞こえはいいが、実体は「人間関係ドロドロ化」)にある星里さんの作風に違和感を感じていた分、この『気にヨメ』の加奈子さんの脳天気さには、ホッとさせられるものがあると思う。
いや、フツーに考えたらこの加奈子の設定、男の反発くらってもおかしくないいんじゃないかと思うんである。
後先考えない「飛び入り好き」で、いくら結婚届をまだ出してなかったからって、一応は夫婦生活を営んでるツマがだよ、ミスコンに飛び入りしてグランプリまで掻っ攫っていけしゃあしゃあとしてるなんて、ちょっとひどすぎないかい?
しかも、そのミスコンを主宰してる会社が、「偶然にも」主人公の塚本くんの取引会社だったせいで、上司命令で一年間「ミスで通させる」ってのは、いくらマンガだからって現実離れし過ぎている。そこまでしてヒロインを「ミス」として立てなきゃならんか? ってなツッコミの一つも2ちゃんねるあたりではやってそうな気がする(覗いてないけど)。
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07月05日(金)
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