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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■カニの味がわからない/『かしましハウス』7巻(秋月りす)/『焼きたて!! ジャぱん』2巻(橋口たかし)
 「地顔だよ、これが」
 「人のこと、『フフン』と鼻で笑ってる」
 「おまえの思い込みだ」
 「思いこみでもそう見えるんだもん」
 「だったらおまえも、目つき悪いの直せよ」
 「普通だもん、これが」
 「自分のことだけ棚に上げるな!」
 他人の欠点をあげつらう人間ほど足元が見えてないとはこのことだ。


 少しでも栄養を取っておかないと、と「かに一」で夕食。
 前回来たときはカニは食べなかったが、今日はたらふく食うことにする。
 けれど鼻は詰まってるし目眩はするしで、美味いんだかどうなんだか全く解らない。これじゃカニの食い損だと考えるのはやはり根っから私が貧乏人だからか。
 頭がボンヤリしていたので、カバンを店に忘れたことに気がつかず、ウチまで帰ってきてしまう。しげから「カバンは?」と言われるまで、手に何にも持ってないことにさして違和感も感じてなかったのだからこれは相当、重症である。
 店に戻ると幸いカバンはちゃんと店の人が取っておいてくれていたが、明日は絶対医者に行こうと決意して、あとはひたすら寝る。
 DVD『PPG』の続きを見ているうちに爆睡。


 マンガ、秋月りす『かしましハウス』7巻(竹書房/バンブー・コミックス・620円)。
 中表紙のイラスト、裏にも逆版で同じ絵が描いてあって、透かしてみるとピッタリと1ミリのズレもない。スゴイ技術だぞ印刷屋さん。
 本にこういうオアソビがあると、ホント、嬉しくなっちゃうね。
 本編の方は相変わらずの四姉妹ものだけれど、さすがに7巻経ってもみんな全くトシを取らないと、ひとみ姉さんの「ダイエットできないお嫁に行けない」ネタも鼻についてくる。……トシ取ってないんだから結婚できないの当然じゃん、とツッコミ入れたくなるね。
 『OL進化論』と違って、こちらは少しずつでもトシを取らせていったほうが物語に起伏が生まれてよかったと思うがなあ。『サザエさん』みたく何十年も続けることも想定して、時間経過をあまり厳密に描きたくなかったんだろうけど、そりゃおこがましいと言うものだ。キリよく10巻くらいで終わらせること考えた方がよかないか。
 特に巻末の『ゴローと歩けば』の出来がいいだけに、「時の流れ」が「必要」だとも思うのだ。


 マンガ、橋口たかし『焼きたて!! ジャぱん』2巻(小学館/少年サンデーコミックス・410円)。
 あー。なんかキャラクター、作りこみすぎ。
 江口寿史のトーマス兄弟みたいなライバル店の店長はまだいいとして、あの仮面の総支配人はなんなんだよ。これが実はヒロインの生き別れの兄だったりしたら笑うぞ。
 画力はあるけど相変わらずキャラクターと話造りがなんかズレてるよなあ。
 それでも「使える」料理マンガとしては一応読めはする。炊飯器でジャぱん2号、一度作って見ようかな。

05月24日(金)
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