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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■多分それはアニムス(~_~;)/アニメ『アベノ橋魔法☆商店街』第2話/『裏モノ見聞録 怪網倶楽部』(唐沢俊一)ほか
前作はイーストプレスからの出版だったけど、今回は『現代』の出版社である講談社からストレートに上梓された。タイトルも『怪網』の方を前面に出してるのは、パート2ってことが解ると手に取らない人もいる、という判断なのかな(関係ないが、知り合いの某女性が、タイトルを『怪鋼』と読み間違えていた。……マヌケではあるんだけど、ストレンジ・スチール・クラブって英語にしてみると、なんかカッコイイぞ♪ 私はこの人のこういうオッチョコチョイなところが大好きなんである)。
私なんかはシリーズものは背表紙とか揃えてほしいって思っちゃうものなんだけど。気持ちとしては今回もムッシュソルボンヌ(K子先生をなぜこう呼ぶかは知る人ぞ知る符牒♪)の絵で見たかったなあ。今度の能美勉さんの表紙も、いかにも一昔前の妖怪画っぽくって「らしく」はあるけれど。
まずは買った人は、左ページの隅をパラパラして遊びましょう。
能美さん描く唐沢議長の御尊顔が、ぐるぐる回転アニメいたします。……弟さんのなをき師匠はこの手の遊びよくやってるけど(『電脳なをさん』)、お兄さんの本では珍しいなあ。
余りに奇々怪々なサイトの数々に、唐沢さんも目を回しちゃったってシャレなんだろうね、これ。ああ、粋(イキ)だなあ。
内容について紹介したり感想を述べるのは至難のワザ。
なんたって、紹介されてるサイトが全部で84個もある(単位は「個」でいいのか?)。全部のサイトについて感想書く時間も気力もないって(^_^;)。
ともかく、どの記事読んでも「目からウロコ」ならざるものがない、この情報量は半端じゃない。
思わずつぶやいちゃうね。「ネットは広大だわ」(^o^)。
「ねんねんクロロ」の回など、「クロロホルムをハンカチに染みこませて人間を昏睡させるのは映画上のウソ」って、初めて知ったものなあ。けどたとえリアルでなくても、アレを楽しみにして収集しているサイトがネット上にはちゃんと存在してるんである。濃いなあ(^_^;)。
ちなみに、私が一番印象深かった「クロロシーン」は、映画『犬神家の一族』の野々宮珠世(島田陽子)のソレだった。ああいうムネの薄い女性がのけぞって、ブラウスにさりげないラインが浮かびあがるのって、ソソルよねえ。うひひひひ(賛同求めるなよ……)。
一説によると私は巨乳好きと思われているようだが(by妻)、必ずしもそうではない。それはケース・バイ・ケースであって(何のケースだ)、例えば、やっぱり「クロロホルムを嗅がせるには貧乳女性に限る」のである。
だって巨乳がのけぞってムネぶるんぶるん揺らしてたって、そのあとかよわげに倒れる時の風情が生まれないもの。
……って、これ以上この話題続けると、変態っぽくなるので、もうやめよう(手遅れ)。
総括して言うしかないのだが、ヘンなサイト、キテレツなサイト、そんなものに興味を持つ唐沢さんの視点は、あくまで優しい。
「親父万歳」(と言うテレビ番組が昔あったの、覚えてる人いるかな?)の章に、「敗者ではあっても、また最初から競争のラチ外にある人間であっても、その存在を抹消されず、奇人は奇人として、都会の片隅で生き続けている親父たちを見ると、ホッと安心するのではなかろうか」と書いてあるのを読むとまさにそう思う。
なんの才能もなく、酔っ払ってクダ巻く人生の落伍者だって、生きてていいのだ。変態も、やおいも、トンデモさんも、貧乳も、特撮オタクも、生きてていいのだ。……当たり前でしょ?
それからまたまた蛇足のウンチク。
「怪獣世代の逆襲」で紹介されてる「折紙怪獣」、ネットでは「キングギドラは未公開のまま」となっているが、実はしっかり本になって出ている。
つーか、「キングギドラ」を作ってる折り紙作者、一人じゃないんだな。
もっとも、「組み合わせ折り紙は邪道」派である私にしてみれば、「怪獣折り紙」はどれも精巧であれば精巧であるほど「ツマラン」と思えてしまうのだけれど。「千羽鶴折方」や「仮名手本忠臣蔵折方」のように、「切れ目」を入れるのもたとえ江戸期からの伝統であろうと邪道。
折り紙はやっぱり、手折るもののみ。
実は「折り紙研究家」でもある私なのであった。
04月13日(土)
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