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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食って寝て食って歌って/ドラマ『エスパー魔美』第1話/『ピグマリオ』7巻(和田慎二)
 ああ、恥をかかなくってよかった……と思いつつ、次までに思い出しておこう、と考えているんだから我ながらバカである。
 ずっとあちこちのカラオケで探していて見つけられなかったCoCoの『思い出がいっぱい』(『らんま1/2』)を見つけて思わず歌う。男が歌って楽しいもんじゃないが、やっぱり酔っていたのだ。
 気分を盛り下げてしまったかもしれないが、これも平にご容赦。多分ある程度まとまった酒を飲んだのは数年ぶりだ。


 そのあとお二人をエロさんのお宅までお送りして散会。
 ここ数日間の鬱がちょっと晴れた気がする。

 もう少し、思い出したことなど。
 私のこの日記が、更新が滞りつつもなんとか続いていることについて、エロさんから、「十日も前のことをよく覚えていますね」、と言われるが、もちろん朝から晩まですべてのことを思い出せるほど記憶力がよいはずもない。
 断片的な記憶を並べるだけでも、ずいぶんものごとを覚えているように錯覚させられるだけで、つまりはたいしてモノを知ってるわけでもないのに、知ったかぶりをして周囲をケムに巻く「サロンのバカ」と同じ作用が働いてるだけなのである。
 実際、ぴんでんさんが「細川ふみえが脱ぎましたね!」とコブシを握り締め随喜の涙を流していたのがこの日のことだったか、先週のことだったか、もう全然覚えていない(^_^;)。
 私も確か対抗して、「今週の『プレイボーイ』で加藤夏季と栗山千明がグラビアに出てるんですけど、表紙には釈由美子の名前しかないんですよ!」とか言ったように思うが、もちろん、雑誌の発売日なんかを調べればいつのことだったか確定できることなのが、誰がそんなんイチイチするものか(-_-;)。
 とりあえずは「いろいろ雑誌を丹念にチェックしてるんだなあ」ということだけ押さえておけばいい問題だし(押さえてどーする)。


 マンガ、和田慎二『ピグマリオ』7巻(メディアファクトリー・819円)。
 やはり、本筋の長編になると語りのムリが目立つ和田慎二。本人は長編を書くのが好きなのかもしれないけれど、基本的に短編マンガ家だと思うぞ。
 人間に変身したメデューサが、恋に落ちた相手をいきなり石化させる展開も唐突過ぎる。あくまで悪の存在である面を失わせまいとするための措置だろうが、キャラクターが膨らんで行くのを無理に型に入れようとしたための失敗であることは明らかだ。ストーリーテリングに自信を持っている人間が犯すミスの最たるものがこれである。物語をキャラクター指導で暴走させられないのね。結局、話が小ぢんまりしちゃう結果になるんだよなあ。
 ポセイドンとネプチューンの兄弟、というネーミングセンスも、多分連載当時だって相当ダサかったんじゃないかな。言語発達的にも文化的にも、元を辿れば全く別種の二つの「神」をくっつける無謀さ、これって言ってみれば「大日如来」と「天照大神」が姉妹で同じ話に出て来るようなもんだぞ。……例えがわかりにくいか(ーー;)。
 ジンギスカンと源義経が実は兄弟で……ますます例えが解りにくくなりそうなんでやめる。要するに水と油をくっつけるようないい加減さが、話を作る前に立っちゃってるのだ。
 二人のオリエが出会うことで、クルトと精霊のオリエとの決別を予感させる展開も甘い。だいたい精霊のクセにショタコンってだけで、オリエは精霊としての資格を失ってないか?(いや、ショタコンがイカンということではなくて)
 この先、自分の愛情をコントロールできずに精霊のオリエがメデューサの側に寝返る、なんて展開になると面白いんだがな。でも、それも定番と言えば定番かな。

01月05日(土)
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