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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■バラゴンには女の人が入ってるんだよ/映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』ほか
……ホントは、そういうバカは相手にしないで映画が作れたら一番いいんだろうが、そうもいかない。第一、日本の特撮・アニメ界の場合に問題なのは、その作り手自体が「自称オトナ」ばかりだってことだ。少なくとも平成、新世紀ゴジラシリーズを見る限り、そう断定されても仕方ないと思う。
「この程度の内容で充分」
そういう「侮り」が制作者たちにあるのだ。
それが見えるうちは、今回のような注と半端なゴジラを誉めることは、特撮映画製作の道を断ち、怪獣映画のジャンルを衰退させることにしかならないのである。
誤解のないように言っておくが、今回のゴジラ、私は相当に「気に入って」いる。トシ食ったせいで涙もろくなったせいもあるんだろうが、『ゴジラVSキングギドラ』以降、私は『ゴジラVSスペースゴジラ』を除いて全てのゴジラ映画を見て泣いているのだ。
もちろんそれは、小高恵美の「あなたがいるから」みたいな腐れたシーンなどではなく、全て特撮シーン、「このカットが撮れるようになったか!」という感動の涙なんである。
『ゴジラ2000』でも、冒頭の10分には泣いた。
『×メガギラス』でもビルの壁に張りついたメガギラスの群れに泣いた。
今回はバラゴンの勇姿である。森林を押し進み、ゴジラと対峙するあの健気な姿、誰が泣かずにいらりょうかってなもんである。
でも、そんな喜びは、オタクにしかわかんないのだ。
オタクにしか判らん映画作ってどうする。
オタク以外の人々にも楽しめる作品を作らないと、「評価」ってのはしてもらえないのだ。
レベルを下げるわけにはいかない。
特に、『ゴジラ』の場合、観客の中には既に百人百様の理想のゴジラ像が存在している。もはや何を作ったって、万人を納得させられる作品なんて作れっこないのだ。
だから、この新世紀シリーズのように、毎回設定をリセットして作りなおす試み自体は、「多種多様なゴジラ」を見せる手立てとしては有効だったかとは思うのである。少なくとも、「今度のゴジラはひとあじ違うぞ!」ということだけはアピールできたんだから。
何度リセットしてもいいから、「いいもの」を作ってほしい。それだけが願いだ。
しげが面白かったのは、ゴジラ、バラゴン、モスラ、キングギドラの皮膚をタイトルバックにしたオープニングだけだったとか。
後の1時間は苦痛だったか。……またこれでDVD買う時、しげの目が釣り上がるじゃんかよう。
劇場を出て来た人たちの反応もどうもイマイチ、といった雰囲気。
親子連れとオタクな人たちが半々といった感じだが、見た後、たいてい「面白かった〜」とか反応があるんだが、みんな黙々と帰っている。「口にしたくない」って感じがアリアリだ。
日によって反応は違うんだろうけど、一つのムーブメントを作るほどの作品ではなかった、というところが正直なところだろう。
帰りに次回『クレヨンしんちゃん』の前売券を購入。
オマケに手裏剣(吸盤つき)が付いてくる。パソコンの画面に向かって投げるとホントにピタッとくっつくスグレモノである。ゴジハム人形よりよっぽど気が利いてるな、こういうの。
帰宅すると、こうたろうくんからメールが届いているが、画像が重くて開かない。多分また何かジオラマを作って送ってくれたんだろうが、さて、どうやったら開けるようになるものか。しげに何とかしてもらうしかないが、こうなにもかもしげに頼りっぱなしじゃイカンなあと思いつつ、まだ『HTML入門』は数ページ読んでいないのである。
……画像の開き方くらい覚えないと(ーー;)。
『ゴジラ』について、オタアミ会議室に書きこみ。
多少、さっき書いた感想とダブる部分もありますが、出来るだけ冷静に振舞おうとしつつ、そうなりきれてないところがお茶目なので、以下に再録します。nifモノじゃなくて読めない人のためでもありんすえ。
総合的にはおもしろかったからいいや、ということで誉めてる方が多いようですが、私はもう、ゴジラってのはトンデモ映画として楽しむしかないかなって気がしました。
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12月18日(火)
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