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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■オタクアミーゴス in 九州 2001
会場に入るなり、唐沢さん、あたりをぐるりと見まわして、「ほおお」と嘆息。これくらいのホールで公演することだって珍しくはなかろうから、この感嘆は「去年の会場よりずっと立派なところに移ったな」という意味であろう。控え室もただの楽屋ではあるが、去年よりは椅子がいい。少しは満足していただけたであろうか。
「お二人はもう?」
唐沢さんにそう聞かれて、
「11時半に来られるそうです」と答える。
ところがどっこい、岡田さんと眠田さん、ホテルは真向かいなのに12時近くになってもまだお見えにならない(^_^;)。
やっぱり博多の町をうろつかれているのかなあ、と思っていたらその通りであった。
11時50分ごろ、岡田さんは、ファンの人とご同伴でご到着。
眠田さんはもっとごゆっくり、開場後、12時を過ぎてダイエーホークスのバッグを片手に堂々の御凱旋であった。眠田さん、ご出身は関西なのに、ホークスタウンにまで足を伸ばすほどの大ファンである。これって、案外珍しいんじゃないかな。
しかし、いったい何をお土産に買われたのやら。
時間をちょっとだけ元に戻して、開場前。
機材トラブルはひとつだけに留まらず、接続コードが実は長さが足りなかっただの、そのコードを買いに行ったら、間違えたコードを買ってくるだの、ミスが連発する。
あれやこれやで、気がついたらもう12時。開場の時刻だ。
なのにまだセッティングは終わっていないというテイタラクである。
仕方なく会場前のロビーだけを開け放して客を入れる。
客もてっきり、座席に座れると思っていたのだろう。なのに入口前で待たされるのだからたまったものではない。福家書店さんがアミーゴスお三方の著書を売っているので、それを買って時間つぶししている人もいるが、10分も経てば到底おとなしくしていてはくれない。あとからあとからやってくるお客さんで、ロビーは満杯。予想以上に前売り以外、当日のお客さんもあるようだ。ありがたいありがたい。ありがたいけど、冬だというのに熱気が漂って、明らかに空気が悪くっていくのが判るのがなんともはや。
警備で立ちんぼの私に「まだですか」と何度も聞いてくる人も出てくる。こちらはもうアセをかきながら(ホントに)、「もうそろそろだと思います」を繰り返すばかりだ。
この階自体は本屋のスペースなのだし、これなら開場を30分遅らせて、本でも読んでいてもらってたほうがマシであったろう。
開演15分前になって、ようやく準備が整い、本開場。
入口は右と左に2箇所あるのだが、同時に開かねばならない。開場が遅れたので、そんな段取りはもともと組んでいない。いったん中に入って、エロさんに内側から同時に開けてもらうように頼む。
お客さんが入って、ようやく一息つくが、何となく、トラブルがこれで終わったようには思えない。
今のうちに、昨日約束を取りつけた眠田さんのサインを頂こうと、『オトナ帝国の興亡』を2冊握りしめ(いや、握りしめたらシワクチャになるってば)楽屋に押しかける。1冊は私のだが、もう1冊はよしひと嬢にである。
よしひと嬢、ずいぶん昔からの眠田さんのファンで、単行本も持たれているとかいう話を聞いていたので、勝手にサインをもらっといてあげようとたくらんでいたのである。
名前は明かさないが、よしひと嬢、本名はとても難しい、恐らくは日本中でもそうとう珍名な部類に入る人だ。
案の定、よしひと嬢の本名を書いた紙をお渡しすると、眠田さんとご一緒に唐沢さんも驚かれて、「……これ、なんて読むの?!」
読み方を告げると、眠田さん、「……ひらがなで書くからね。漢字だと書き間違えるから」。
よしひとさん、サインがひらがなだったのはそういうわけだったんです。日付けを書き間違えられてたのも謝られておりましたので、どうかそういった事情もお含みおきいただけますよう。
会場を走りまわって、トークネタのリクエストを集め、お三方に届ける。
楽屋裏でのおしゃべりなんかもちょっとキキミミ立てたい誘惑に駆られるが、ガマンして配置に戻る。
いよいよ開幕である。
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11月24日(土)
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