ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491680hit]

■スカートの下のお花畑/『HUNTER×HUNTER』13巻(冨樫義博)/『20世紀少年』7巻(浦沢直樹)ほか
 けど、そこにこそ写真と言うものの芸術性の特殊さがあるのだと思う。写真家の技術や意図が被写体をいかようにも見せられると言うのは当たってもいるし外れてもいる。被写体なくして写真がありえないことを考えればそれは自明のことだ。被写体のオーラ(この言葉は好きではないのだが)が写真の方向性を決定付けてしまうことも往々にしてあるからだ。
 個人的には微笑む坂口安吾や柴田錬三郎も見てみたい気がするが、それは被写体があくまで拒んだことであるのだろう。苦虫を潰したあの顔が、「文士」として撮られるべき彼らの「顔」なのである。
 

 マンガ、冨樫義博『HUNTER×HUNTER』13巻(集英社・410円)。
 ……あれ? 記憶と話がつながってない。
 クラピカ、いつの間にクロロ捕まえたんだ。センリツなんてキャラ、記憶にないぞ。……もしかして私、12巻読み損ねてる?
 これだけ続きもののマンガ買ってりゃ、買い損ねもあるかもしれないし、買ってて読み逃してたり、読んでても次の日にゃ忘れてたり、いろいろあるたあ思うんだが、それにしてもこう、きれいサッパリ忘れるかな。
 やっぱり、昔ほど冨樫さんのマンガ、面白いと感じてないんだろうなあ。


 マンガ、浦沢直樹『20世紀少年』7巻(小学館・530円)。
 肝心なところの謎は隠したまま、まだまだ引いてもう7巻。ようやく「血の大みそか」の謎が語られてるけれど、まだまだ20巻以上は費やしそうだし、「トモダチ」の正体が明かされるのはずっと先なんだろう。
 実は、私は勝手に友達はケンヂ自身と思って読んでいる。……って、それまんま『プリズナー』じゃん(^_^;)。もちろんもっと意外な人物を浦沢さんが描いてくれることを期待してるけど。

11月02日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る