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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■それはそれ!/『ゲッベルスの贈り物』(藤岡真)ほか
 更に言えば、藤岡氏は、千野帽子さんのブログを引用して(ここの部分だろう→「素人はなにを言ってもよくて、作家は素人に反論できないと考えている人がいるようですが、ウェブだろうが商業媒体だろうが、原稿料が発生しようがしまいが、著名人だろうが無名人だろうが、人に見えるところで発言する以上は批判されることは折込み済みのはず。作家に弄られるのが嫌なら感想などネットに公開するな。」)いるが、私は別に自分の文章に対して反論がないなんて考えているわけではない。
 逆に、千野さんと全く同じことを、これまで何度も日記に書いてきている(もう一つ、付け加えるなら、作家さんに喧嘩を売るために書いているわけでもない)。

 だから、こうして藤岡氏に私の文章を晒されても全然構わないし、それどころかまさしくこんなドシロウトの馬鹿な文章に「馬鹿」とマットウな評価を下してくれたことについて、逆に驚きと言うか、読んでくれていたのかとありがたくさえ思うのだが、私ごときにありがたがられたところで藤岡氏には迷惑なことであろう。
 こちらが素直に喜んでいるのを今度は阿ってくるのかとまた誤解されても何なので、このまま怒っておいていただくしかあるまい。
 従って、『ゲッベルスの贈り物』についての再反論もするつもりはない。

 藤子・F・不二雄氏が、『エスパー魔美』の一エピソードで描いていたと思うが、「作家が作品を描く。批評家がそれを貶す。作家がその批評を見て怒る。それでおしまい」なのである。 (2007年8月10日記之) 


 仕事から帰ってみると、しげ、ようやく病院に行って、セキドメの薬をもらってきていた。
 「注射打ってもらったか?」
 と聞くと、
 「熱はないから」
 と、またウソをついて逃げていた。昨日は「熱があるよう」と泣いていたくせに。
 今日になって熱は引いたと言いたいのだろうが、だったら病院だって行かなくていいんじゃないか。ともかくなにをやるにつけても一足も二足も遅いのである。

 帰りがけにコンビニに寄って弁当を買ってきてやったのだが、しげもほか弁を買っていた。
 マンガを買うときなんかもそうだが、結構お互いに考えがシンクロして、買い物がかち合うことが多いのである。それを回避するためには出来るだけ仲を悪くしてた方がいいのかもしれない。でもそうすると、今度はお互いに何も買わないで、一日ずっと日干しってことにもなっちゃうので、なかなかうまいこといってくれない。
 とりあえず、しげの食べ残しを食べる。
 かつとじなどの丼もの、胃にもたれるナァ。


 ビデオで仕掛けておいた『明智小五郎シリーズ@ 蜘蛛男』見る。
 当然、再放送で、本放送は1989.11.15。もう10年以上前だ(森尾由美が探偵助手をやってるくらいだものなあ)。
 明智小五郎は小野寺昭で、これほど知性を感じさせない明智は、『D坂殺人事件』の郷ひろみとタメを張るほど。にやけた好青年の明智なんて毒にも薬にもならんわ。
 他のキャストもなべおさみの浪越警部といい、畔柳博士の本郷功次郎といい、気の抜けた芝居しかしていない。いや、何より脚本が何も考えていない。ミステリをやりたいのかサスペンスをやりたいのか、狙いがなにもないのだ。
 ……2作で終わったのも当然だよな。


 しげが仕事に出かけた後、漫然と金曜ロードショー『マスク オブ ゾロ』を見る。
 劇場で見たときは、初代ゾロの妻がどうしてロリータじゃないんだとか、原作との違いに目くじら立てつつも、それなりに楽しんで見てたので、まあ、吹き替え版には特に注目してなかった。
 ところがどっこい、なかなか面白いキャスティングしてくれましたねえ。
 主役のアレハンドロ/2代目ゾロ(アントニオ・バンデラス)には森田順平、ドン・ディエゴ/初代ゾロ(アンソニー・ホプキンス)には樋浦勉。
 いや、主役陣はいいのよ、驚いたのは敵方のドン・ラファエロ・モンテロ(スチュアート・ウィルソン)、これをアテレコしたのが野沢那智!

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10月12日(金)
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