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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■涙涸れるまで語ろう/DVD『新しき土』
3月〜4月のコミックスベストセラー、何冊買ってるかと見てみたら、ベスト20のうち8冊。まあまあメジャーマンガ全般に目を通しちゃいるな、と自分で納得。ベストワンが『名探偵コナン』というのも幅広いファン層を考えれば当然。
でも20位に『市立戦隊ダイテンジン』が入っていたのには笑った笑った。
だから福岡人にしかわからんギャグ満載のこのマンガ、他地方の人にとって面白いのか? 「赤いからって威張んじゃねぇぞコア!」ってセリフがあったが、天神コアビルってレンガ色で赤いのよ、ホントに。
はっはっは、悪の組織、最初はアクロスじゃなくて○ーホークだったのね。って、現物見てないと笑えねえよな、これ。
いや、福岡って、秘密基地っぽい建造物ってやたら多いのよ。ダイテンジンの秘密基地は福岡タワーだし。
女房なんか、福岡にきて初めて天神イムズに入った途端、「み、未来都市」って口走ってたしな。確かに子供のころ想像していた未来都市の風景、一部では実現してるなあ。なにが凄いって、そういう巨大建造物の数々がこの十年ちょっとの間に全て立ちまくったってとこが凄いんだよね。
……金の使い道間違えてるよなあ、福岡。
……「蒲腐」ならぬ「カパプー」のキャラ、他地方の人だともう覚えてる人も少ないだろうなあ。
DVD『新しき土』見る。
知る人ぞ知る、1937年製作の日独合作映画である。何しろデビュー直後の16歳の原節子がですよ、振袖、洋装、花嫁姿と、その魅力を余すところなくスクリーンに見せていたというんだから、もうずっと見たい見たいとDVDになるのを待つていたんですよ。
でもねえ、なんといっても戦前の国策映画で、ナチスドイツと組んで作ったってだけでも無分別に流通させていいものでもないし、何より満州国を肯定して描いてる点が既にもうヤバイ(『新しき土』って満州のことです)。もう幻の映画として一生見られないと思っていたのに……。
まさかホントに見られるとはねえ。しかし見てみて確かにこれは聞きしに勝る珍品だと思いましたよ。
冒頭、延々と火山爆発と地震発生の様子が描かれたかと思うと場面がいきなり切り替わって、船上での日本人男性とドイツ人女性の会話。
「日本人はきびしい自然に鍛えられて大和魂を身につけるのです。火山、地震、台風……」
……鍛えられた覚えがないなあ。それとも戦前は違ってたのか?
初手からツッコミどころ満載なんだけど、何より凄いのは原節子の家のウラには、厳島神社が広がり、近所には鎌倉大仏があるってことだ。
地理無視しとるやん。
これはやっぱり、日本の文化を知った気になってる外国の監督さんが、自分ではまともに作ったつもりのものがやはりズレちゃった、という、そういう映画なんだろうね。
ラストの字幕まで最高に楽しめました。ともかく人名が間違いだらけ。
主役の小杉勇は「クソゲ勇」になってる。なんかそんなにつまんないゲーム買ったのか?
でも最高に笑ったのは、音楽の山田耕作。字幕を見ると「コサック山田」になってました(^o^)。
劇団のホームページに、リレー小説の第二回を書く。ノルマはさっさと先に片付けておかないとな。
04月29日(日)
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