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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■文化はやはり相対的なもの/『NOVEL21 少年の時間』ほか
 「そんな贅沢をする金はねえ」とつっぱねる。自分の食費は自分で賄えと言うとるのにこいつはしょっちゅう私にタカってくるのだ。
 「ワリカンなら考えてやってもいい」
 「ワリカンだとお互い少しでも余計に食おうとするから、かえって損するからいやだ」
 ……それはお前だけだ。自分のイジマシイ基準で人を判断するんじゃねーや。
 結局外食はなし。第一カレーがまだ残っているのだ。それを先に片付けんかい。

 寝がけに風呂に入って、波津彬子『雨柳堂夢咄』2巻読む。一編一編が短くて、寝ながら読むのに丁度好い。長期連載になると、どうしてもキャラクターを増やして次の展開を図らねばならないが、いかにもライバルっぽいニセ骨董作りを登場させたのはどうか。この手の悪漢キャラは魅力的なだけに下手をすると物語世界自体を壊しかねないくらいに動いちゃうものなのだ。作者はストーリーテリングがうまいとは言えないだけに、今後が大変そうだ。

 就寝は12時過ぎ。できればもう1時間は早寝したいものだ。

02月06日(火)
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