ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■「嫌韓」に狂わされた女/『幻想に生きる親子たち』(岸田秀)
> しかし、何人の朝鮮人が命を落としたのか知りませんし、第一、大震災で逃げるのに必死な人がそんなことしている暇があるのか・・・。
> それに、今の在日の人って、彼らの主張によれば「強制連行(等)」でつれてこられたんでしょ?
> だったら、関東大震災なんて、強制連行より全然前じゃん。そんな時に、なぜ、朝鮮人が「虐殺」されるほどもいるのさ。おかしくない?
「知らない」なら書くなぁ!
もう歴史的知識が小学生以下であるにもかかわらず、殆ど根拠のない憶測で、「そんなことってホントにあったの?」と疑問符をつけるいい加減さも問題だが、それを堂々とこうしてあたかも立派な意見であるかのように披露できる無神経さがどうにもひどすぎる。無知そのものは罪ではないが、無知を恥だと思わないのは罪だよ、やっぱり。
こんなバカ意見であっても、わざわざリンクを貼られちゃったので(注・リンクを貼ったのはこのブログ主さんが先である)、仕方なく町山さんは反論している。
> まあ、それはいいとして、面倒くさいですが、わざわざこっちにリンクまでして挑発しているので、答えてみます。
> まず、この人が書いていることを箇条書きにしてみます。
> @関東大震災時の朝鮮人虐殺は、「説」であって事実ではないらしい。
(中略)
> この人、ちゃんと国民の義務である中等教育を受けたのでしょうか?
> @は、どうも南京大虐殺と勘違いしてるようですが、関東大震災の虐殺に関しては、それを否定する見解など存在しません。これは当時の日本政府と警察が止めようとした事件だからです。
> 当時の日本政府や軍や警察は虐殺を必死で止めようとして、朝鮮人を救出して保護し、また虐殺をした日本人を逮捕しました。
> 刑事事件なので、ちゃんと警察に事実として記録が残っています(日本人や中国人も間違われて殺されています)。
> 被害者も加害者もかなり特定されていて、戦前の日本政府は被害者やその遺族に謝罪し、補償しています。
これが「常識」である。
「常識」とは時代によって揺らぐものだと仰る方もおられようから、「基礎事実」と言い換えた方がいいだろう。資料はいくらでも残っているし、刊行されている出版物や、テレビ放送で紹介された当時の資料も多々ある。これは「戦前の朝鮮人は差別されてなどいなかった」と称する昨今の「行きすぎた嫌韓者」(私は、北朝鮮・韓国には多々問題ありだと思うが、日本を全て正当化したがる馬鹿にも組する気はない)にとっては都合の悪い事実だろう。
で、このブログ主さんはやはり昨今の「嫌韓」ブームに過剰に影響を受けたものか、さらにこんなことを書いているのである。
> どこかにリンク貼られたのか知らないけど、こんな掃き溜めのようなブログを見ていただいて・・・感謝?すべきなのかな?
まず、さっきも書いたが、「先にリンクを貼った」のは、こいつである。この時点で既に自分の不手際については棚上げである。
> 「関東大震災で朝鮮人虐殺がありました」はい、じゃ、それが記された公的な文書の原本を直接、見た人はいるのかな?
こいつにかかったら、「原本」を「直接」見たものじゃなきゃ、事実確認はできないということになるのだな。じゃあ私がテレビで見たことのある映像や、本に添付されていた写真なんかは全て加工されたり捏造された可能性があるから、信用してはならないということになるのだな。
じゃあ、この人は多分、織田信長や徳川家康に会ったこともなければ、資料を読んだこともないだろうから、きっとその実在は疑わしい、ということになってしまうのであろう。こいつが底なしの馬鹿であるというのはこの点である。「実証主義」を極端かつ我田引水的に援用し過ぎているのだ。
北朝鮮の拉致事件だって、50年経てば、「そのころ生まれてない」人間にとっては「そんなことがあったのは嘘だ」と言い張れるリクツで、こういうのを「バカ理論」と言うのである。
> 「そういうことがあったと本で読んだ」という人、その本の著者がどうやって事実確認をしたのか、そしてその確認方法が正しかったのか、検証したのかな?
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02月27日(月)
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