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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■虫歯が痛いよ/『探偵学園Q』20巻(天樹征丸・さとうふみや)
結局今日は、トテモ仕事に出られる状態ではなく、早朝に歯医者に出かけて行って、奥歯を抜いてもらいました。知り合いの歯医者さんで、正直な話、ちょっと藪なんですが、一番近場の病院だったので背に腹は変えられなくて。取ってもらった虫歯は記念にもらいました。こういうの、しげが見るのが好きなんですよ。棄てちゃうと文句言われちゃうんですね。実際に見せたら、「穴が空いてる1」と喜んでました。そりゃ虫歯ですから、穴が空いてるのは当然です。英語では虫歯のことをストレートに“Cavity(穴)”と言いますしね。こういうところもしげは感覚がヘンです。屋根に棄てたってまた生えてくるわけじゃなし、何で取って置かせたがるんですかねえ。
朝になってようやく眠ることができたので、夜まで爆睡しました。ですから今日書くことは本当はほとんどありません。日記の更新もとてもできる状態ではありませんでした。一度更新が滞ると、あとが続かなくなるのでそれは避けたかったのですが、いかんともしがたい運命に苛まれることはあるものです。
日頃ちゃんと歯は磨いてたのか? と言われそうですが、もともと乱杭歯なんで、どんなに丹念に磨いても、子供のころからしょっちゅう虫歯にはなってたんですよ。以前の治療からかなり時間が経ってたとこなんで、今回は結構、持った方です。
金曜エンタテインメント特別企画『空中ブランコ とんでも精神科医伊良部一郎登場』。
奥田英朗の直木賞受賞作のドラマ化、ということで、放送前から結構リキの入った宣伝がされたんじゃなかろうか。いつもより放送前の予告編CMも多かったような印象である。……でも実は私、この原作読んだことなかった、というか、存在自体知らなかった(苦笑)。
調べてみたら、この『空中ブランコ』って、サブタイトルにある通り、いい加減で自分勝手でドデブな精神科医が、なぜか患者を次々に治療できてしまうという「とんでも精神科医・伊良部一郎」シリーズの第二弾で、既に『ヤングチャンピオン』でコミック化はされているわ、一作目の『イン・ザ・プール』も『シティボーイズ・ライブ』や『トリビアの泉』の三木聡監督によって映画化されているわと大人気で、こりゃもう知らなかったこっちのほうがモノシラズなのであった。
主人公の伊良部一郎の外見的なイメージは原作とは全く違うようだが、主演の阿部寛、ヒゲヅラでなんとなく不潔っぽいメイク、長身なのを猫背になって胡散臭い雰囲気を出し、若干ひきつけたような低い声で笑い、たまに何かに取り憑かれたように目を剥いたりもする、これじゃ患者より本人の方が精神的にどこかおかしいんじゃないかと感じさせる演技は、『トリック』の上田次郎をほとんどそのまま踏襲している。だから新鮮味がないと言えばないのだが、阿部寛ファンにはこれで充分だろうと思われる。原作ファンが怒るかどうかは知らないが。
ストーリーは、原作の短編集からいくつかセレクトしたものを一本にまとめたもののようで、突然ジャンプが成功しなくなって“不眠”で悩む空中ブランコのフライヤー・山下公平(堺雅人)、尖端恐怖症のヤクザ・猪野誠司(遠藤憲一)、誇大妄想で自意識過剰なモデル・安川広美(佐藤仁美)の三人を伊良部が「同時治療」していく。まあ、そのまとめ方はまずくはないがうまくもないといったところ。脚本の橋本裕志はテレビアニメの脚本も多いが、原作付きアニメの「引き伸ばし」を長年やってると、こういう「可もなく不可もなく」な脚本しか書けなくなる。いや、そうなっちゃった時点でこれはやはり「不可」だろう。原作じゃ多分3人の間には何の関わりもなかったと思われるが、それを中途半端に絡ませているから、ドラマの焦点がぼやけてしまっているのだ。かといってこれを深く絡ませようと思ったら、オリジナルな展開をかなり増やさなきゃならなくなるから2時間ワクじゃまず収まらない。もともと2時間ドラマよりも連ドラ向きの企画なのである。
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05月27日(金)
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