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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■今度はいつまで/映画『交渉人 真下正義』
ただその「面白さ」というのが全て過去の映画の「引用」、悪く言えば「パクリ」で成り立っている点が道義的にどうか、と思わざるを得ない。映画中でも『ジャガーノート』や『オデッサ・ファイル』などにインスパイアされていることが示唆されるのだが、それだけに留まらない。地下鉄の××だの鴉だの犯人は××だの、これって全部『劇場版 ××××××××××』だし、ラヴェルのボレロでクライマックスって映画はもう何本見たかわかんないくらいだ(十川さんがアニメ畑から来た人だってこと考えると映画『デジタルモンスター』の影響が強いかな)。でもって「××××」はヒッチコックの『××××××××』だもんねえ。名作の「いいとこ取り」なら、一見「面白く見える」のは当然なんである。
でもそういった「寄せ集め感」がしてしまう以上は、面白いって言っても、オリジナルな魅力と言うには程遠い。それに、「前作までが酷すぎたから総体的に面白くなった」ってこともあるんで、未見の方はあまり期待して見に行くのはどうかとは思う。
役者陣ではもう何と言っても出ずっぱり國村隼さんの演技が最高である。こちらはお母さんの八千草薫の尻に敷かれているのだね(笑)。
05月21日(土)
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