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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■今日もまた石野眞子/『おねがい☆ティーチャー』1〜8話
今の私の悩みは、ベストアルバムのCDは買うとして、今度博多にも来る石野眞子コンサートに行くかどうかである。40過ぎて今更アイドルかよって言うやつもいるだろうが、私ゃ石野真子より一つ年下なんだからね。
今日は七時半から町内会に出席の予定だったのだが、仕事が押してて残業しないといけないことが事前に分かっていたので、しげに出席を頼んでおいた。頼んではいたけれども、こういう会合はコミュニケーション不全のしげが一番嫌うところである。もしかしたらサボってないかと仕事の合間にメールを入れたが返事がない。
不安に思いながらも八時近くになってようやく仕事がひと段落着いて、電話を入れると、やっぱりしげは愚図って「行きたくない」と家に引きこもっていた。「ばかやろう、早く行け」と脅して、電車に飛び乗った。
会場の公民館に着いたときにはもう九時になっていたが、まだ会議は終わっていなかった。慌てて駆け込んで、それでしげが来てなかったら間が抜けてるよなあとは思ったけれども、しげ、何とか自分を鼓舞して出席していたのでホッとする。全く、ちゃんと動けるのなら最初からぐずぐず言わずに動いてほしいものである。いちいちこっちに気を使わせないでほしいもんだ。
あとで会合の様子を聞いたら、しげ、憤慨して「どうして十分で終わる会議を一時間半もかけてやるんだよう!」と叫ぶ。テキパキとコトを片付けなきゃなんない会社の会議とかに比べたら、そりゃ、爺ちゃん婆ちゃんばっかりの町内会なんて、そんなもんだろう。
「でもあの会長、見て思い出したよ。店に来て、こっちが案内するまで絶対に動こうとしなかったいやな客だ!」
まあ、同じ町内なんだから、どこかですれ違ってたっておかしかないんだが、いやなすれ違い方をしているものである。また場合によってはしげに会合に出てもらわなきゃなんないこともあるかもしれないのに、これでまた愚図られそうで、今から気が重いのである。
食料が尽きてたので、マルショクで買い物。「安くて腹の太るもの」を頼んだら、しげ、ラーメンをたっぷり買いこんできた。だもんで、遅くなった夕食はラーメン。
夜も遅くはなっていたが、ともかく一日になにか一つは本を読むなり映画を見るなりしないではいられないので、CSチャンネルNECOで録画しておいたアニメシリーズ『おねがい*ティーチャー』を一話から八話まで見る。三年前にWOWOWで放映されてたやつだけど、そのときには飛び飛びにしか見てなかったので、今度は一挙にまとめて。
これもまあ、タイトルから推して知る通り、思いっきり「萌えアニメ」で、ヒロイン・風見みずほが、宇宙人と地球人のハーフの、メガネの、巨乳グラマーの、そんでもって学校の先生で、主人公の男子高校生草薙桂とひょんなことから夫婦になってしまうという、設定だけ聞きゃ「ふざけるな」と言いたくなりはするのだが、これが黒田洋介脚本なおかげで、意外にもかなり「見られる」ものになっているのである。
確かにみずほ先生のキャラクターはかなり「天然」で、対する桂くんはストイック、二人の仲が進展しそうでしないのはシチュエーション・コメディの定番でありすぎるし(邪魔もしょっちゅう入る)、みずほ先生の声がまた井上喜久子と来ればこりゃどうしても『ああっ女神さまっ』のパクリ企画のように見られても仕方がないっちゃ仕方がないのだが、少なくともあかほりさとる脚本作品のように、腐れオタクに迎合するだけのアニメにはなっていない。
先生と生徒のカンケイ、ということになると当然、学校から問題視されることになるが、詰問する校長の前で堂々と「僕たちは夫婦です」と言い切る桂くんの勇気、これが物語を転がすために必要な台詞に過ぎないとしても、そこにやっぱり少しは世間の偏見とかレッテルとか、そういうものをぶっ飛ばしてやりたいという脚本家の気概を感じるのである。腐っても黒田洋介、と言ったところだろうか。
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05月17日(火)
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