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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■芝居の時間は終わらない/ドラマ『松本清張特別企画 黒い画集 紐』ほか
しげはここんとこ、公演を打つたびに機嫌が悪くなっていた。スタッフにしろキャストにしろ、ともかく要領の悪い連中が揃っていて、マトモに芝居が作れないからである。もちろんしげ自身、セリフ覚えは悪いわ役どころはつかめないわ物忘れはひどいわヒステリーをしょっちゅう起こしてセルフコントロールはできないわで、足引っ張ってばかりだったのだが、じゃあ他のメンバーがしげ以上に芝居に本気で取り組んでたかというとそんなことはないのである。結局、P.P.Produceは何のために人が集まっているのか、目的が茫漠とした、「芝居をするために芝居をしている」ような本末転倒な状態にあった。これではいっぺん全てをマッサラな状態にして、それでも芝居を「本気でやりたい」という人とだけ一緒に芝居を作っていきたいとしげが考えたのもムリはないのである。
だから、今でもしげが「やってみたい」芝居の企画はいくつもある。ダンス中心の芝居が作れないかとも言っていた。それらの一つ一つが全て具体的に成立するかどうか、現段階ではあくまで未定なので、詳細は語れないのだが、昨日も「××××ってのはどう?」と相談されているのである。
しげは脚本は書けないが(常識がないからである)、最初の設定だけだけなら思わず膝を打つような面白いアイデアを出せる。昨日聞かされたネタも、聞いた途端に私のアタマの中で奔流のように脚本の構成とディテールが浮かんできて、実現できればかなり面白い芝居になることが予測できた。下手に大言壮語していると自分で自分の足元を掬いかねないのだが、少なくとも橋×二十×や鴻×尚×(今のダレたもんしか書けなくなった)よりは“見られる”脚本を書けるよなあとは思う(謙虚に言ってますよ)。となると、あとはスタッフとキャストの問題になってくるのだ(-_-;)。
しげからアイデアを聞かされた段階で既に問題が生じてるんだが、これ、キャストにかなりな人数を要するのだ。しかもアテ書きが殆どできない。だから、役者として参加するつもりならあまり生半可な気持ちで取り組んでもらいたくはないのだ。セリフをどこまで自分のものにしてかつ膨らませることができるか、挑戦してもらわなければならない。「所詮シロウトだしー」なんて言い訳はしてほしくないのである。かと言って、クソマジメにしゃっちょこばって「やらせていただきます!」なんて熱血に取り組んでもらっても成立しない芝居なので、そのあたりの兼ね合いが難しい。つまり、役者として「努力」は必要だが、そこに「余裕」がなきゃならないということなのだ。単純に「芝居を作る」ことよりも、「面白いものを作る」姿勢が必要だ、と思ってもらえればいい。
演技をするに当たっては、これまでの自分の「殻」を一つ破ってやろう、という気持ちを持ってもらいたいと思う。それくらい今度の脚本は面白くなりそうだ。でもどんなに「おもしろい」脚本であっても、「やりたい」人が集まんなきゃどうにもならない。……なんつーかねえ、ハッキリ言っちゃってさ、私ももう、「やってみたいけどー、自信ないしー」とか「何が言いたいんだかよく分かんないー」なんてヌルイ返事、聞きたくもないのよ。だもんで、こっちから積極的に声かけようって気にならないの。
とりあえずは脚本をあげて、それから実現に向けて動き出すことになるから半年は準備期間が要る。で、キャストが本気で取り組むなら、セリフ覚えに立ち稽古に、3、4ヶ月程度で充分モノになるはずだ。P.P.Produceのみなさん、やる気ありますか?
なんだか毎日スパムが来るなあ。今度は「もう既に知り合い」を偽装したメール。
> **********@kje.biglobe.ne.jp
> これであってますか?
> 改めてはじめまして♪ゆかだけどアドこれでいいんですよね?
> もうすぐ約束の日が来るけどどんな格好で来るか教えてもらっていいですか?
> 私は白のブーツで上はニットの青系かな?じゃあ仕事がんばってね♪
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01月12日(水)
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