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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■灯台下暗しと大正デモクラシーって似てるね(c.きたろう)/『キム・ポッシブル:タイムトラベル』
 ちなみに4歳児のキムの声優は『アイ・アム・サム』の天才子役ダコタ・ファニング。ホントに売れっ子なんだなあ。ほかに、ルーファス3000の声に『スター・トレック/ネクストジェネレーション』シリーズのウォーフ少佐役のマイケル・ドーン、ロンの父ちゃんになんと『マッシュ』のエリオット・グールドという豪華キャスト。ディズニーがこのシリーズに思いっきり力入れてるのが分かるのだが、でももう手描きアニメは作らないって言ってるんだよなあ。新作が4シーズンも作られてるんだから、決して人気がないわけじゃないはずなんだけど、もったいない話である。それともテレビアニメだけは継続して作ってくれるのかね?


 アメリカ、映画芸術科学アカデミーは昨11月4日、第77回アカデミー賞最優秀アニメーション映画賞部門のエントリー作品を発表。でも、この中で実際にノミネートされるのは3作品。『ハウル』は公開が間に合わなかったみたいだけど、『スチームボーイ』はどうなったのかな(^o^)。
 今んとこのノミネート11作品は以下の通り。

“Clifford's Really Big Movie”
『イノセンス』
“Home on the Range”
『Mr.インクレディブル』
“The Legend of Buddha”
『ポーラー・エクスプレス』
『シュレック2』
『シャーク・テイル』
“Sky Blue”
“The SpongeBob SquarePants Movie”
“Teacher's Pet”

 『イノセンス』と『シュレック2』以外は未見だから憶測でしかものは言えないけれど、『イノセンス』のノミニーは難しいんちゃうかな。アメリカ、まだまだアニメ後進国だから。「ある程度のヒット作品であること」が暗黙のうちに賞の条件になってる面があるし、相変わらず「アニメは子供のもの」って意識のほうが支配的だからね。
 考えてみたら、長編アニメーションそのものを国際的にマトモに評価するイベント自体がすごく少ないんである。ベルリン、ベネチア、カンヌはアニメーション部門を設けてるわけじゃないし(だからこそ宮崎駿監督の受賞はものすごいことであるのだが)。ASIFAは短編専門だからなあ。
 だからアカデミー賞が権威であるかのように錯覚されがちだけれど、去年も今敏監督の『千年女優』『東京ゴッドファーザーズ』が結局ノミニーから外されたことを考えると(まあどっちも欠陥の多い作品ではあったが、かと言って『ファインディング・ニモ』に負けるほどのものではない)、結局はアニメーションの何をどう評価するかって指標がアメリカ人の中に形成されてないなとしか感じられないのである。まあそれ言い出しゃ、「萌えアニメ」しか見ない日本のアニメファンとか、アニメファンの名に値しないと言われちゃいそうだが。


 「おれおれ詐欺」の9月の被害額が、約29億円となり、1カ月間の被害としては6月から4カ月連続で過去最悪を更新したんだと。
 東京都調布市では、6人もの男が入れ代わり立ち代わり電話口に現れるという、最多登場人物記録の事件もあったとか。その内訳は「息子(加害者)」「警察官」「弁護士」「司法書士」「女の子の弁護士」「保険会社の社員」。これだけ出てくりゃ、かえってこういう連中が電話口だけでコトを済まそうとしてることに疑問を感じてもよさそうなものだが、引っかかるやつはどうしたって引っかかっちまうんだろうなあ。
 「おれおれ詐欺」が一向に収まらないのは、以前も書いたと思うが準備に手間がかからない、足がつきにくい、ということの他に、「罪悪感をあまり感じない」ということも確実にあると思うんである。ここまで簡単に騙される人間がいるなら、「騙される方が悪い」という自己正当化の方向に感覚をスライドさせる卑劣漢が続出したっておかしかない。私もいっぺんしげに試してみようかって欲求に駆られて仕方がないのである(私は間違っても電話で泣いて助けを呼ぶなんてことはしないってわかってるだろうから絶対バレるが)。

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11月05日(金)
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