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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■マーシーって愛称もなんか好きになれなかったが/DVD『Re:キューティーハニー』天の巻
まあ、父の憤懣も所詮は酔っぱらいのクダマキであるから、マトモに聞く必要はない。父とそのご友人、端から見てると今にも取っ組み合いのケンカでもし始めるんじゃないかってくらい、怒鳴りあったことも何度となくあるのだが、小学校時代からの腐れ縁なので、大ゲンカしたあともケロッとまた仲良くなってしまっているのである。お互いの欠点も知った上で好きなだけ言いあってるのだから、夫婦ゲンカみたいなものだ。犬も食わないもんに茶々入れたりするものではないわな。
父、食事を終えたころにはやたら機嫌がよくなっている。「今日はありがとうね」を繰り返して少しばかり千鳥足。父のマンションまで送るが、玄関で別れると廊下で蹴躓きそうなので、裏庭の近くまで車を寄せる。鍵を開けるのに少し手間取っていたようだが、なんとか部屋の中に入るのを確認して、その場を離れる。
父ももともと酒に強い方ではなかったが、年を取ってかなり弱くなってきたようだ。けれどどうせこのあとも飲みなおすのに決まっているのである。全く、糖尿はどうしたんだ。
帰り道、スーパーに寄って食材を買い込む。と言っても今、ウチでは「親子丼」がハヤリなので、買うものと言ったら鶏肉とか鶏肉とか鶏肉とか卵である。私自身ももう少しレパートリー、増やしたいのだけれども。
帰宅して、DVD『Re:キューティーハニー』天の巻を見る。
トワーニが解散ってことは、このアニメシリーズも3話で終わるのかなあ。いや、そりゃあまりにももったいないってくらいの快作。実写劇場版の3倍は面白い……と言い切っちゃったら四代目ハニーを熱演していたサトエリには悪いけれども、どうしたってアニメのキレのある動きとテンポには実写は敵わない。
特に1話の監督を務めた今石洋之監督は、止め絵にコマ落としを効果的に使ったマンガチックな演出で、いかにも“永井豪らしい”ギャグを連発してくれる。いやあ、万年係長が実は『廃人二十メンチョ』のイボ痔小五郎だったとは! 下半身ケツ丸出し(噴血もちゃんとあるでよ)の係長なんてセクハラじゃないのか(^_^;)。ということは、実写版の万年役の松尾スズキも実はイボ痔か(^o^)。
当然、社員の寺田リンコと高橋真弓は、イボ痔の助手の手寅あけびと割目モモ美が演じているのだけれど、もともと原作『ハニー』(新作)に寺田リンコというキャラクターが登場しているし、高橋真弓はもちろん『けっこう仮面』のキャラクター、だけど真弓のビジュアルはなぜか女子アナに流用されていて、なんかすごくややこしいことになっているのである。ってそんな細かいこと、永井豪ファンじゃなきゃ分からんわ。いや、ちょっとだけ登場のキャラクターを挙げていけば、不動明や牧村美樹を初めとしてキリがない。快ケツ婦警さんまで出るとはいったい誰が想像したろうか。まさに豪ちゃんファン必見のアニメになってるんである。
極め付けは、なんとへんちんポコイダーとへんきんタマイダーの初のアニメ化! ゲスト出演とは言え、声もちゃんと付いているぞ! ポコイダーフリークのいしかわひでおくんにのだじゅん。ちゃんだ! そのあたりの事情は特典映像で確かめよう(^O^)。
実写版では見せ場のなかったゴールドクローもアニメ版ではちゃんと捲土重来、ハニーをギリギリまで追いつめてくれる(この「ギリギリ」ってのは当然“露出度”のことね)。実写版での「もう一歩」感がこのアニメ版でスッキリ解消された気分である。やっぱ実写版でもシタチチくらいまでは見せるべきだったんじゃないのかね。それがハニーなんだから。
それと、ハニーもいいけど、アニメ版ではつるぺたくーるびゅーてーな夏ちゃんがすんごくイイぞ! 原作から離れて女警部という設定にしたことは、実写版でも効果を上げていたことだけれども、天衣無縫なハニーとの対比で、お互いのキャラクターをよりいっそう魅力的に見せることに成功している。女はやっぱり強くてカッコよくなきゃイケナイのである。うん。
読んだマンガ、島本和彦『炎の転校生』(文庫版)7巻。
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09月21日(火)
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