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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■飢えてる男ってそんなに多いか?
 カリフォルニア工科大学の研究チームが、冥王星の外側、地球から100億キロの距離に、直径約2000キロの氷と岩でできている天体を発見したというのだけれど、さて、これを「惑星」と認定するかどうかについてはまだまだ議論が生じるとは思うけれど(直径が小さいのと、組成が他惑星と違う)、もし正式に十番惑星だということになれば、科学的な面だけでなく、文化的にも我々の生活に多大な影響を与えることは間違いないからである。
 第一に、もしかしたら『美少女戦士セーラームーン』の新作が作られるかもしれない(それが一番かい!)。
 いやまあ、それは冗談としても、当然、理科の教科書などは来年から全面書き換えになってしまうのである。天体関係の本は全面改訂して旧版は絶版にしなければならなくなるのである。潰れる出版社も出てくるんじゃないか。
 占星術の類を信じてる(か、そこまでではなくとも、結構気にしてしまう)人たちにとっては、生活を左右されることだってありえる。
 SF小説やファンタジー、オカルト本や映画の類は、こぞってこの第十番惑星をネタにして、なにやら神秘的な物語、ゴシップをでっち上げるだろう。さあ、五島勉とあすかあきおとMMRの出番だぞ(^o^)。
 そういった「ブーム」が、商売に利用されないわけがない。この惑星の名前は、暫定的にイヌイット(エスキモー)神話の海の女神にちなんで、「セドナ」と命名されたそうだが、絶対、「セドナ饅頭」とか「セドナ煎餅」とか「セドナ石鹸」とか「セドナの名水」とか、そんなの売り出すやつが出るに決まっているのだ。猫も杓子もセドナセドナセドナ。その鬱陶しさときたら、「火星の水」どころの騒ぎじゃあるまい。
 もっとも以前発見された冥王星外縁の小惑星のときは、殆ど人の口の端には上らなかったから、ちゃんと「惑星」として認定されない限りは、すぐに忘れられてしまうとは思うけどね。
 ……けど、「セドナ」って、日本語にはどう訳せばいいんだろうかね。

03月15日(月)
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