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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■今年の映画は
 まだこれだけじゃなんのことだか分らない。さらに記事を読んでくと、2002年夏に「高カロリーのメニューが肥満の原因となった、とマクドナルドを相手取った損害賠償訴訟が起こされた」とか、「ハンバーガーなどを食べ続けた人物の健康悪化を記録したドキュメンタリー映画が公開される予定」とかいうことが背景にあるということなんである。
 やっぱり、「はあ?」だな。
 そりゃ、食いに来る客の方が大馬鹿三太郎なんじゃないのか? 太りたくないならマクドナルドに行かなきゃいい、という発想がアメリカ人にはないのか? 自制心とか自省心ってものがないのかね? その主張の流れで行くなら、肥満の原因になるものは全て訴えていかないと筋が通らんだろう。ポテトだけじゃなくてハンバーガー本体もダメだよな。ケンタッキーフライドチキンもミスタードーナツも当然訴えなきゃならん道理だ。ファミレスも全部、訴えないといけない。それでも販売停止をしない店は、実はアメリカ人を太らせて滅亡させようという魂胆なんだな。肉をどんどん売ってる店なんか、アメリカ人を太らせて運動不足にし、動けなくなったところを攻撃しようと企んでいる悪の組織の手先なんである。なんだ、「ビッグ・ボーイ」がドクター・イーブルの隠れ蓑だってのは本当だったのか(^o^)。
 日本人とはやっぱり感覚が違うよねえ。どっちかというと、日本じゃ「余計なものは要らん」とセットのポテトを頼まない人のほうがもともと多いんじゃないかな。マニュアル言葉に対する批判が高まったせいか、昔みたいに「ご一緒にポテトはいかがですか?」って言う店も、少なくなったみたいだし。少なくとも日本人で「よくも太らせてくれたな!」と飲食店を訴える奴がいたら、ただの既知外と思われて裁判所に門前払いされるのが落ちだろう。それともアメリカには飲食店がマクドナルドしかない街がやたらあるのか? 広さだけはあるクニだから、その可能性もないわけじゃなかろうが。


 確率的には低いだろうけれども、国民一人一人に関わってくる話題。
 殺人などの重大な刑事裁判の審理に参加する「裁判員制度」の創設を盛り込んだ裁判員法案など、司法改革関連9法案が2日に閣議決定された。「公布後5年以内の施行」ということだから、2009年には裁判員制度がスタートすることになる。でも付和雷同型の人間がゴマンといる日本で、これが吉と出るかってのは甚だ心許ないことだと思うんだけどね。
 裁判員が無作為に選ばれるということは、ウチのしげも裁判員になる可能性があるということである。まず、事件の内容を理解できるかどうかもわからんぞ。無罪の人間が女房の「顔が気にくわないから」の判断で有罪になる可能性だってないとは言い切れん。
 でも、それくらいい加減な方が、かえって犯罪の抑止力になっていいかもしれんな。筒井康隆の『12人の浮かれる男』じゃないが、「死刑にした方が面白い」って感じの審判も増えそうだし。少なくとも私が裁判員になったら、情状酌量は一切主張せんぞ。実刑の最高刑だ。それでもいいのか?

03月04日(木)
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