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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■祭りの終わり/『ヒカルの碁』23巻(完結/ほったゆみ・小畑健)
 カップラーメンの長さを計ってグランプリを競うのである。結果、エースコックの丸鶏白湯ラーメンが73メートルで1位。同じ値段なら、これを買うのが一番量的にお得ってことか。
 でもこういうの、重さを計った方が早いし正確なんだが、種については誰も本気でトリビアになるとは思ってないからいいんだろうな(^o^)。


 夜のチャット盛況。あぐにさん、あやめさん、鍋屋さんに私。たった4人で盛況というのも何なんだが、ログの流れるスピードを考えると、話に付いて行くのにはこのあたりの人数が限界だ。
 久しぶりにあぐにさんが顔を出されたおかげか、話題も豊富。『座頭市』をあぐにさんもご覧になったそうで、「楽しんだ」と仰っていたのでホッとする。日記にも書いたが、あれは結構好き嫌いがハッキリ分かれると思うので、「キライ」と言われてしまったら、彼我の違いが何に起因するものか説明するのに骨が折れるのである(もちろん「キライ」という意見を否定するつもりはない)。
 『トリビア』の日はもうこれだけで話題が転がる。やっぱりみなさん、「なんでこんなものがトリビアになるんだ」と納得のいかないものが多いようだ。常識だとばかり思っていたものの「へぇ」度が高いと、自分が拠って立つところが揺らぐばかりでなく、他者との距離まで開くように感じてしまうのである。
 実際、「太宰治が芥川賞をほしがった」なんてのをトリビアにされてしまうと、「ああ、太宰について何か語ったって、そんなの大半の人には何のことやら分からないんだなあ」とそぞろ孤独感、寂寥感に襲われてしまうのである。

 「エッ、そんなことも知らないの?」という驚きを、こいつは無知な人間を馬鹿にしている、自分が優位に立とうとしているのだと決めつけて腹を立てる人がいるが、驚いてるほうにしてみれば、ただただ唖然としているばかりなのだ。別に優越感を持ってるわけじゃない。
 いいオトナが「1+1=2」が分からなかったら驚かれるでしょう。馬鹿にするどころか、なぜそんなことが有り得るのか、ひたすら謎に思うだけです。
 自分が馬鹿にされてるとすぐに僻む人間は、本心では自分が他人に対して優位に立ちたいと思っていて、それができなくてムカツクからこそ怒るのである。「馬鹿にされたからって簡単に怒るな」なんてリクツは「躾」の基本みたいなものだったんだがなあ。「躾」そのものがトリビアになってんですかね、もしかして。

 話は派生して、「イマドキの若いもんは『ナウシカ』だって見ていない」ってことから、「好きな宮崎駿作品は?」という話題に。最近は毀誉褒貶甚だしい宮崎さんだが、かつてはオタク界のエースであった。いや、今だって、全国の老若男女が勘違いして『千と千尋』を誉めちぎっていても、オタクは「別のところ」を見ているはずなのである。
 みなさんに聞いてみると、やはり『ルパン三世カリオストロの城』『名探偵ホームズ』『天空の城ラピュタ』など、冒険活劇的な作品に人気が集中している。エンタテインメントの本質がヒロイズムであることをかつて明確に打ち出していたのが宮崎さんであったのだ。
 また思いつきで恐縮だが、私の思う宮崎作品のベストテンを挙げてみる。もっとも、アニメーターとしての時期と、演出家としての時期と、その活躍は2種類に分かれているので、ベストテンも二通り示した。ジブリ作品しか知らない若いファンには、ぜひアニメーターとしての宮崎駿の実力も知ってほしい。

 宮崎駿監督作品
 1『名探偵ホームズ 青い紅玉の巻』
 2『ルパン三世(旧)11・13〜23話(TV)』(高畑勲と共同演出)
 3『ルパン三世(新)145話/死の翼アルバトロス(TV)』
 4『ジブリ実験劇場 On Your Mark』
 5『そらいろのたね』
 6『くじらとり』
 7『ルパン三世 カリオストロの城』
 8『未来少年コナン』
 9『紅の豚』
 10『魔女の宅急便』

 アニメーター作品
 1『長靴をはいた猫』原画
 2『空飛ぶゆうれい船』原画
 3『太陽の王子ホルスの大冒険』場面設計・原画
 4『赤毛のアン(TV)』レイアウト・画面構成(15話まで)
 5『パンダコパンダ』原案・脚本・画面設定・原画

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09月10日(水)
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