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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■夢の中のもどかしさ/『ガゥガゥわー太』5・6巻(梅川和実)
 さて、どうしても未だに集英社から出てるんじゃないかと勘違いしちゃうバンチコミックスだけど、実際、表紙絵からして、5巻6巻ともにジャンプっぽいんだね。動物マンガなのに、女の子ばっかりだから。いくら売れセン狙ってるからって、露骨だよなあ(^_^;)。
 表紙の明るいラブコメ風な印象と裏腹に、中身は一層ハードになって来てる。太助がついに獣医になりたいと決意するに至るまで、「命あるものを飼うこと」を読者に問いかけるかのような展開が2巻に渡って繰り広げられる。このへん、語りだしたらキリがなくなりそうなので端折るけど、動物を「ペット」としてしか見られない人間には生き物を飼ってほしくはないなあ、と思っちゃうんである。全体、イマドキ生き物を飼うのにそれ相応の覚悟をしてる人がどれだけいるのかね。社先生の「家族で飼育の責任を持つ覚悟がないうちは動物はやめた方がいいですよ。子供がいらないと言ったからオトナもいらないと言うような家庭では動物が不幸になるだけですから」って言葉、生き物飼ってる家庭なら、本気で考えてほしいよ。
 思うんだけど、作者の梅川さん、『動物のお医者さん』とかすごく嫌いじゃないのかなあ。あれは「動物マンガ」ではなくて「動物観察マンガ」だからねえ。

06月11日(水)
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