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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ヨッパライがいたゾ/DVD『サイボーグ009 第2章 地上より永遠に2』/『帰ってきたウルトラマン』vol.6
 バス停で待ってると、ヨッパライの爺ちゃんが急に絡んできた。
 と言っても、乱暴なことをされたわけじゃなくて、選挙の宣伝である。
 「○○○○さんのところで働いとうとですよ」とかなんとか言いながらハガキを渡してくるのだが、見てみると下馬評ではまあ当選は無理だろうな、と思える方のものである。まだ夜になって間もないってのに、すっすり出来あがっちゃってる人をスタッフにしてちゃなあ(^_^;)。
 酔っ払いは嫌いじゃないし、こういう呑気な爺さんは好きである。だもんで、適当に相槌を打ってるとうちにバスがやってきた。気がついたら10分くらい○○○○さんの話を聞いてたのである。呑気なのは私の方か(^o^)。
 爺ちゃんに挨拶して、バスに乗り込んだが、話の間中、どうしても気になったことがある。この爺ちゃん、私に向かって「お爺さん」と呼び掛けるのである。
 あの、多分私、アナタより10歳から20歳は若いと思うんですけど。そりゃ白髪は増えちゃったけどなあ。


 DVD『サイボーグ009 第2章 地上より永遠に2』。
 第31話『怪物島』、第32話『機々械々』、第33話『結晶時間』を収録。
 テレビ放映時との違いは、5.1チャンネル仕様にした以外は大してない模様。
 第2部に入って、パンフを付けてくれるようになったのはありがたいのだが、だったらスタッフリストをちゃんと完全掲載してほしいものである。
 それから『機々械々』の脚本の「江古田豊」が芦田豊雄のペンネームだってことも解説で触れておいていいんじゃないか。資料的にはちょっと物足りないのである。


 DVD『帰ってきたウルトラマン』vol.6。
 第21話『怪獣チャンネル』、第22話『この怪獣は俺が殺る』、第23話『暗黒怪獣星を吐け!』、第24話『戦慄!マンション怪獣誕生』の4話を収録。
 本放送時は、このあたりから出来の悪いエピソードが多くなってきたんで随分腹を立ててたことを思い出した。
 第22話で、加藤隊長があっさり転任、特に感動的なエピソード一つ描かれなかったのも不満だったが、第23話の小学生でもわかる科学考証のデタラメさには「シナリオ書いたの馬鹿?」とか思ってたが(山本弘さんも全く同じ感想を抱いていたことが『こんなにヘンだぞ空想科学読本』を読んで知った)、実相寺昭雄組や大島渚組の石堂淑朗だったのである。ならしゃあないか。もともと特撮だのSFだのに思い入れがある人じゃないもんなあ。でも、いくらなんでも「かに座生まれだから怪獣は『ザニカ』」なんて名前の付け方、センスなさすぎじゃないか。いや、本人もかに座生まれだそうだけど。
 しかし、ゲストにはなかなかいいキャスティングしてるねえ。22話にはストーリーに全く関係なく、ピエロ役で三谷昇が出て飛び撥ねてるし(メイクしててもすぐ三谷さんとわかるな)、23話は横山リエに天本英世。ただ、横山リエを「少女」って呼ぶのにはちょっと無理があるが。
 天本さんも石堂淑朗脚本ということもあるのか、この時期ではなかなかの熱演で、ちょっともったいないくらいである。バキューモンに地球が呑み込まれることを知った天文研究所所長、「どうせ死ぬなら何も知らないまま死んだ方がいい」って、あんたそこまで悲痛にならんでも。悲壮感ありすぎである。
 第24話の怪獣キングストロン、『ウルトラマン』のガヴァドンとイメージかぶっちゃってて、これも白けてたなあ。

03月20日(木)
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