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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■夫の威厳なし!(T∇T)/『なるたる』10巻(鬼頭莫宏)/『機動戦士ガンダム Ecole du Ciel』1巻(美樹本晴彦)
ちょっと距離を置いて読まないと、このマンガもアブナい展開になってきた。大塚英志・田島昭宇の『多重人格探偵サイコ』もそうだけれど、明らかに「出版コード」に対して挑戦する意図のあるマンガってのは、ともすれば作者自身がエキセントリックになって暴走しかねないんである。
マンガ本編よりまず先に、折り返しの作者コメントがもうキちゃってるし。
「一人一人に自分の『神様』。
それ以外の神様はいらないと思います。
自己批判と変革のできない神様とは
そろそろ縁を切る時間です。」
言いたいことはわかるけど、言っても詮無いことを。それに「縁を切ったほうがいい」とか「縁を切ろうよ」とかじゃなくて、「縁を切る時間です」だもんなあ。自分自身が神様になっちゃってないか?
本編もあまり意味なくのり夫を殺しちゃったしなあ。シイナはどうせ生き返るんだろうけれど、のり夫はあのまんまだろうし、かわいそうだよなあ。
マンガ、矢立肇・富野由悠季原案・美樹本晴彦『機動戦士ガンダム Ecole du Ciel 天空の学校』1巻(角川書店/角川コミックス・エース・588円)。
「少女が主人公のガンダム」ですな(^o^)。
っつーか、舞台とか人間関係とか、設定がすっごく『トップをねらえ!』に似てるように感じるんだけど。
主役のアスナが親の七光りがあるわりにドジッ子だとか、メガネっ娘の親友がいたり、ライバルでタカビーなおねえさまがいたりとか、厳しいコーチが付いてたりとか……。
いや、『トップ』自体、いろんなモンの寄せ集めなんだけどさ。更に言えば、主役のアスナ・エルマリート、「親に過剰に期待されてる子」ってとこは『エヴァ』のアスカ・ラングレーのイメージもちょっと入ってないかな。
でも、親友の子の名前が「エミル」ってのがちょっとねえ。私ゃこいつがいつ「りゅんりゅん」言い出すかと思ってハラハラしちゃったよ(←わかんない人のために解説。恋愛シミュレーションゲーム『センチメンタルグラフィティ』に、「えみる」って言う「りゅんりゅん」喋る生き物が出て来るんですよ)。
『ガンダムエース』掲載時は、あまり丹念に読んでなかったんだけれど、こうやってまとめて読んでみると、何とか筋は追える。追えただけで面白いとは言わないけどね(^o^)。
03月14日(金)
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