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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■頑張れ爆走A/狂気を呼ぶ部屋/『全日本妹選手権!!』3巻(堂高しげる)
 と言っても私はウィルスについての知識なんてないから(一応ウィルスバスターはしげがインストールしてくれてるらしいが)、どこにどういう被害があって、どう対策を取ればいいやら見当がつかないのである。ともかく添付ファイルは削除。これをお読みの方で、「誰それから謎のファイルを貰った」ということがありましたら情報をお寄せ下さい。つきあわせてみれば、どこのパソコンが元凶なのか、見当がつくかも。


 マンガ、堂高しげる『全日本妹選手権!!』3巻(講談社/アッパーズKC・540円)。
 てっきり今年のオタク大賞はこれだと思ってたんだがなあ。と言うのはウソ(^o^)。
 でも岡田斗司夫さんが強力にプッシュしてたし、候補の一つではあったのではないかと思う。しかしよく3巻まで続いたね。
 同人ヒステリー女騒動も記憶に新しいし、これだけオタクをからかってたら、他にも何か物議を醸しちゃうんじゃないかと思っていたが、作者の後書きを読むと、やはり単行本に収録できなかったネタがあった模様だ。
 アッパーズ本誌を読んでないんで、初めはなんのことだか分らなかった。
 こういうときに役に立つのが2ちゃんねるである(^o^)。検索かけて漫画版を調べてみると、ちゃんとありましたね、『妹選手権』スレッド。さすが2ちゃん、目が行き届いてる。
 それによると、154ページでエロオヤジが操とエンコーしようとしているカット、連載中は『世紀末リーダー伝たけし』のキャラだったそうである。うっひー(゜∇、°)。なるほど、確かに単行本化はしにくいだろうねえ。っつーか、まず雑誌に掲載されたって時点でスゲエよな(^_^;)。しかも他社のマンガだしねえ。想像だけれど、集英社から講談社にクレームが来たんじゃないかなあ。
 さて、そういうウラ事情を知っちゃうと、次のコマの清美の「ハハハハ……こりゃピッタリだ!!」のセリフが実に生きてくる。恵美の「単行本バージョンですね?」も改変を余儀なくされた作者の悔しさがさりげなく表れている。
 他人のキズをムヤミに抉ったりするもんじゃない、というご意見の方もあるかもしれないが、堂高さんは同業者が犯した犯罪について怒っているだけである(本人は「愛」と言い張ってるようだが)。いささか直截的に過ぎる嫌いはあっても、その罪を露骨な形で描くのは正当な「告発」であろう。これって当然の反応じゃないのかな? それとも堂高さんを非難したい人はどんな犯罪者に対しても寛容になってやれって言いたいのかね? 連続強姦魔にも連続殺人鬼にも?
 政治漫画じゃ政治家のスキャンダルを戯画化するのは当たり前だし、芸能人の下ネタがからかわれることだって珍しいことじゃない。マンガ家だけを特例のようにそうやって保護するってのもおかしな話だ。揶揄されても仕方がないことを島袋さんはしたんだって認識は、この「たけし」ネタを「規制」した人にはなかったのかねえ。
 けど、このネタが規制を食らったってことは、確実に島袋光年、集英社は復活させる気でいるな? チト甘くないか? 更生の機会を与えるのが悪いとは言わないけれど、過去を「無かったこと」にしていいってわけじゃないからな。そこ、勘違いするなよ集英社。

 中身に触れるの忘れてたが(いつものことだが)、またもやアブナい妹が登場。ヤンキーだけど「サンデー」フリークの長瀬亜紀、メカフェチお嬢様・連城明日香、関西キャラ萌え娘・遠野愛。テコ入れが必要なのかねえ。このマンガに……と思ってたら、三人出した直後に『モーションコミック』(私も全巻持ってるよ)とか「妹戦隊」とか「お日様くんタイホ」ネタとか、濃い&ヤバネタのオンパレードになっちゃってたから、好き勝手するたるのテコ入れだったんだろうな、やっぱり。

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12月07日(土)
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