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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■最上の味と最低の映画/映画『恋に唄えば』/『ブラックジャックによろしく』3巻(佐藤秀峰)
 フランス料理、親にだって滅多に連れて行ってもらわなかったからねえ。昔に比べて贅沢になってるのは否めない。
 オードブルはエスカルゴに小エビ。多分、エスカルゴを食うのって、私ゃ生まれて二回目くらいだ(^o^)。いや、プリプリしてて美味かったっスよ。やっぱ特別なカタツムリなんだろうねえ。しげは全く手をつけなかったけれど、気持ち悪いからかな。だったらフランス料理食おうなんて思わなきゃいいのに。もったいない話である。
 紫芋のスープ、芋の味である(当たり前だ)。
 メインディッシュは牛肉ステーキ・骨付き豚肉のソテー。どちらも肉汁はたっぷり、けれど二口三口と食べつづけても舌にもたれることのない極上の味付けで、甲乙つけがたい。けれどしげはやはり牛肉のほうが好み。調理以前に肉の種類でしげのランクは決まってるんだから、シェフも腕の振るい甲斐がないよな。
 デザートは梨のアイスクリーム・ケーキに紅茶。なんかいかにも「食事」したって感じで大満足。
 

 コース料理の唯一の欠点は、チビチビ食うのですぐに腹が減ることである。
 1時間半ほどエスポワールにいて、それから映画を見にワーナーマイカル福岡東に向かったのだが、到着したころにはしげも私もすっかり腹減りくんであった。
 道すがら、空に光るものがあったので「あ、UFO」と言ったら「飛行機やん!」としげから怒られた。この程度の冗談でも怖いか。
 ロッテリアで新発売のハンバーガー定食を食べる。でも気がついたら私の分が半分に減っていた。いくら腹が減ってるからって、断りもなく勝手に人の皿から取るなと言ってるのになあ。そう言えばしげの好きな映画『鬼畜』でも冒頭、長男が長女のラーメンを勝手に盗んでたが、やっぱしげの精神年齢って5歳なんだな。

 ワーナーでトイレに入ったら、出会い頭に知り合いに会う。
 本来こんなところで遊んでちゃいけない人のはずなんだがなんでいるかな。
 そのへん問い詰めたら、すっげー威張ったイケすかないことを言われた。世の中、自信家っているんだなあ。

 映画『恋に唄えば』。
 おお、久しぶりにしげと二人で貸し切り。
 ヒットする要素なんて何もないから客入らねえだろうなあ、と思ってたがやっぱり予想は的中したな。
 錯覚してる人は未だに多いと思うけど、何度もこの日記でも書いてる通り、金子修介監督、最大ヒットが『ガメラ』なんで、はっきり「映画が作れねえやつ」と断定していいと思うんだけどね。
 いや、ヒットするしないでその監督の資質を問うべきではない、という意見を否定してるわけじゃないんだよ。私が言いたいのは、金子監督は明らかに「ヒットを狙ってる」、にもかかわらず「ヒット作がない」、すなわち、「映画をヒットさせるために何をすればいいかがわかってない」ということを指して「アホか?」と思ってるわけ。金子監督の大学のセンパイである押井守が、「自分の好きな映画を作りたいだけで、別にヒットを狙ってない」、だから「ヒットしない」のは当たり前で、これは別に批判の対象にはならないの。

 設定はいつも面白そうなんだよ。だからアイデアがある人ではある。原作者としてなら、評価もできるけど、脚本と演出は他人にまかせたほうがいいよな。優香を使うんなら、歌を歌わせるだけってアホだと誰でも思わん? 水着にするとかシャワーシーン入れるとかイロっぺーデザインか素っ頓狂なデザインの衣装着せて躍らせてチチ揺らせる、それしなくてどうして客が来るかよ。それとも事務所がバカで「もう優香は水着にはしません」とかシバリかけてきたんかね?
 だったら蹴ろよ、そんな企画。どんなクズ企画でも引き受けていいのは日本じゃ三池崇史だけだ。

 冒頭、春の浜辺で、桜井ユミ(優香)と恋人サトル(玉山鉄二)が仲良く歩いている。

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11月22日(金)
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