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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■バカとバカによるバカ論/舞台『WAHAHA本舗全体公演・大福祭』
 「車線移動しそこねて、どこ走ってんだろうなーって思ったら目の前が『夢タウン』」

 箱崎の「youme 夢タウン」とは、サティなどと同様の郊外型のショッピングセンターである。確か前にここまでしげがタコ焼きを食いに来たことがあったと思うが、外見がゴテゴテしててショッピングセンターっぽくないな、という印象があった。箱崎には放生会で有名な箱崎宮があるのだが、日頃から繁盛しているわけではない。日常的に集客できる場所が必要、ということで作られたのだろうが、箱崎に住んでる者以外で、たかがショッピングセンターにわざわざ足を運ぶ人もいまい。
 なんでまたそんなところにまで、とは思ったが、このときには、この「夢タウン」ネタでこの日もう一度「イタイ」目に会うとは、全く思ってもみなかった。

 しげのあまりのアホぶりに呆れたが、ともかく「さっさと戻って来い!」と叱って、チラシ撒きを続ける。エロさんに「しげ、今、箱崎だそうです」と伝えたら口をアングリと開けて絶句していた。こういうマンガみたいなドジをやらかす人間が現実にいるとは信じられなかったのだろう。
 しかし、アナタが信じようと信じまいと、バカは確かにこの世に実在しているのである。

 実際にしげが戻ってきたのは更に1時間後。交通規制に引っかかって戻ってこれなかったそうだ。けれど道を間違えなければもっと早く戻ってこれたはずだから、こんなの自己弁護の言い訳でしかない。
 公演ギリギリまでチラシ配り、三人でおおよそ五、六百枚ほど配ったろうか、以外と手に取ってくれる人が多かったのは嬉しかった。このうち何人が公演に来てくれるものだろうか。

 7時よりいよいよ『〜千年に一度のカーニバルがやってくる!〜 WAHAHA本舗全体公演・大福祭』。
 会場ナレーションが名古屋章だったので驚く。最近テレビで見ることが少なくなっているが、たまに見かけるともう随分老け込んでいて病気じゃないかと思うほどであった。ご本人もそれを自覚して露出を避けているのかもしれない。やや括舌がはっきりしてなくて「ワハハ本舗」が「わはぁあはほんぽ」と聞こえはするが、お元気そうで安心した。二代目ドン・ガバチョ、健在なり。
 最初は神輿と大団扇でのお祭り騒ぎで、祭り衣装にフンドシのワハハメンバー、舞台はおろか客席も走り回る。今回は全ての演目が「祭」のキーワードで括られているのだ。
 何十人もの乱舞はさすがに迫力だったが、特に久本雅美嬢が私の真正面で踊り狂ってるのを目の当たりにしたのは圧巻であった。ナマはやっぱ凄いわ。
 よく見ると、フンドシメンバーの中に知った顔が何人かいる。向こうもこちらに気がついたようで目が合ってニヤリと笑う。知り合いの某大学生が何人か、ワハハのお手伝いに来ていたのだ。ヤバイなあ、あいつらまた私のことをヘンにウワサするんだろうなあ。
 実はこのオープニングセレモニーで、とってもおもしろいことがあったのだが、エロさん、ご自身の日記にも恥ずかしがって書かれていないことなのであえて書かない。聞きたい人はエロさんご本人に聞くように。私は記憶力がないのでそろそろ細部は忘れている(^o^)。

 思いつくままに演目をご紹介。

 柴田理恵、久本雅美嬢による「神輿漫才」。
 お二人が神輿の上に乗って互いの私生活を暴き合う凄まじいもの。神輿を担いだメンバーが二人の罵倒に合わせて「ハグキ、ハグキ、ハグキ(もちろん久本さんのことである)」「ブス、ブス、ブス(もちろん……私はそうでもないと思うんだが)」と罵り合う。久本さんが担ぎ手を○○○に誘った途端に「カンベン、カンベン、カンベン」と一斉に裏切って手を横に振るのが笑える。

 佐藤正宏「新体操日舞」。
 ギャグ一切無しの躍りだが佐藤さんがやるからこそ可笑しい。別にトリックでもなんでもなくちゃんと新体操を日舞の和服でやるのである。生半可な練習でできることではない。客を喜ばせることよりも先に「感心」させてしまうことは、必ずしも舞台役者の本意ではなかろうが、佐藤さんっていかにも失敗しそうじゃないの。驚きと感心がやっぱり先に立っちゃうのだね。

 オムニバス「奉納」。
 メンバー全員がいろんなモノを「奉納」する。

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11月16日(土)
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